宮里侑樹

中学まではバスケットボール部に所属。名護商工でラグビーを始め、非凡なポテンシャルを認められて早稲田大学へ進学、1年時から公式戦に出場するなど早くから才能を発揮した。下級生時はバックローでプレーしていたこともあって機動力と身のこなしに独特のセンスがあり、バスケットで鍛えたハンドリングのよさと合わせてプレーヤーとしての大きな武器になっている。

大学を卒業した2019年、三菱重工相模原ダイナボアーズに加入。初年度から出場機会をつかみ、国内最高峰の舞台で着実にキャリアを積み重ねてきた。リーグワンでは2022-23シーズンに16試合に先発。2023-24シーズンも14試合に出場し、通算キャップ数は41を数える。

チーム内には李承爀、今秋日本代表の欧州遠征メンバーに名を連ねた佐川奨茉という強力なライバルがひしめくが、実力はその2人にもまったく引けを取らず、今後の日本代表入りを期待されている。激しいポジション争いはチーム内を活性化させ、上位浮上のエナジーを生み出しそうだ。