李承爀

鍛え上げたフィジカルとセットピースでの確かなスキルを武器に、リーグワンの舞台でキャリアを重ねてきたフッカー。大阪朝鮮高校時代には主将として全国大会に出場し、帝京大学でも厳しい鍛錬を通じて実力を磨いた。卒業後の2021年からホンダヒートに加わり、シニアプレーヤーとしてのキャリアをスタートさせた。

リーグワン初年度の2022シーズンの第1節釜石シーウェイブス戦で公式戦デビューを飾ると、持ち前の運動量と突破力、安定したセットプレーを武器に着実に試合出場数を増やし、三重ホンダヒートの主力へと成長。そして2024-25シーズン、さらなる進歩を求めて三菱重工相模原ダイナボアーズへの移籍を決断した。

リーグワン開幕前の2024年11月には日本代表にも選出され、11月のイングランド戦で初キャップを獲得。弟の李承信（コベルコ神戸スティーラーズ）は日本代表の10番に定着しており、兄弟でのテストマッチ出場も期待されている。17試合に出場した昨季からさらにステップアップを遂げ、リーグを代表するフッカーへと階段を上がりたい。