蜂谷元紹

愛知県の中部大春日丘高校から中京大学へと進学。東海学生リーグでは名を知られる存在だったが、コロナ禍でアピールの機会が激減したことに加え3年時に大ケガを負ったこともあり、卒業後の進路はなかなか定まらなかった。2021年は外部指導員として中学生の指導にあたりながら、愛知教員クラブでプレー。そこで三菱重工相模原ダイナボアーズから声がかかり、練習生としての参加から実力を認められて2022年にチームの一員となった。

持ち味は頑健なフィジカルを生かしたパワフルなプレーと、スクラムや密集戦でのプッシュの強さ。1番、3番の両方をカバーできる万能性でも首脳陣から評価される。試合経験を重ねるごとにフィールドプレーでも存在感を高めており、さまざまな局面で貢献できるプロップとして地道な成長を続けている。

2022-23シーズンはディビジョン1のリーグ戦で10試合に出場し、2023-24シーズンも12試合でプレー。昨季は故障もあって開幕節から第3節までの3試合のみの出場にとどまったが、コンディションが整えば十分にレギュラー争いに絡む実力を有する。さらなる飛躍を遂げるシーズンにしたい。