ピーター・ショルツ

2025-26シーズンに三菱重工相模原ダイナボアーズに加入したピーター・ショルツは、ヨーロッパの強豪クラブで実戦経験を積み上げてきたタフなプロップだ。スカーレッツ（ウエールズ）、ワスプス（イングランド）と渡り歩き、2022年からはバイヨンヌ（フランス）で3シーズンプレー。187センチ、137キロの巨体を武器に、スクラムで推進力を生み出してきた。

プレーヤーとしての長いキャリアにおいて左右両サイドのプロップを経験し、さまざまなスクラムに対応できることも大きな武器となる。FW戦の激しさで知られるヨーロッパのプロリーグで必要とされてきたことは、確かな実力と適応力の証でもある。

強力なフィジカルとセットピースの安定感は、チームを浮上させる大きなプラス材料となるだろう。ディフェンスやフィールドプレーでの献身的な働きぶりにも期待がかかる。移籍発表に際し「日本での新たなスタートが待ちきれない」と語っており、意欲的なチャレンジを見せてくれそうだ。