佐伯 亜魅加

愛媛県松山市に生まれ、祖母と母の影響で9歳からバレーボールを始める。松山東雲高校に進学し、春高バレーに導くなどエースとして活躍。高校生離れした力強いスパイクで注目を浴びた。

高校3年生の12月に内定選手として岡山シーガルズに加入。シーズン途中からの合流にもかかわらず、パワフルな若さ溢れるプレーで219得点を記録。技巧派の選手が多い中、肩の強さを活かしたアタックで局面を打開し、存在感を放った。

2022-23シーズンには、19歳ながらチームトップの457得点を記録し、得点源として躍動。また、12月に行われたV1女子オールスターゲームに出場し、試合で最も活躍した選手に贈られるVOM（V-leaguer Of the Match）を受賞するなど飛躍の1年となった。

2023年にはU21女子選手権大会のメンバーに選出され、子供の頃からの夢であったシニア日本代表の登録メンバーにも名を連ねる。2023-24シーズンもチームトップの431得点をマークし、エースとして活躍したが、昨シーズンは腰の手術のため欠場となった。

シーガルズにとって、優勝のためには大事な場面で勝負を決められる佐伯の復帰が欠かせない。コートに戻った彼女の一撃が、チームを頂点へと導くだろう。

TEXT：長瀬竜征（PLASMA Inc.）