山口 真季

神奈川県横浜市出身。小学3年生の時に友達に誘われてバレーボールを始める。中学に進学した姉がバレー部に入ったこともあり、自身も入部。

当初は中学で辞めるつもりだったが、3年時にJOC神奈川代表チームに選出されたことで、高校でもバレーボールを続ける決意を固めた。大和南高校でも活躍し、いくつかの誘いの中から国士舘大学へ進学。

2020-21シーズンに、V2所属のルートインホテルズ Brilliant Aries（現・信州ブリリアントアリーズ）に内定し、大学卒業後に入団した。2021-22シーズンはV・レギュラーラウンド16試合に出場し、V2初優勝に貢献。

2022年には、V1女子のKUROBEアクアフェアリーズ（現・KUROBEアクアフェアリーズ富山）に移籍し、2022-23シーズンにV1デビューを果たした。

高さを生かしたクイックやブロックに加え、得意のショートサーブでも流れを引き寄せ、チームを牽引。昨シーズンは1セットあたりのブロック本数で日本人トップとなる、0.74本を記録し、数字の上でも存在感を示した。そして2025年、日本代表登録メンバーに初選出。

「身長の高い選手と渡り合って勝つ。その姿をミドルとして見せたい」と語るように、果敢に挑むプレーで、勝利をファンへと届ける。

TEXT：長瀬竜征（PLASMA Inc.）