亀山 昇太郎

早稲田大学のスクラムを支えた、スキルの高い運動量豊富な右PR

4歳の時に父親の影響で、岡山ラグビースクールで競技を始める。中学から親元を離れ、茨城の名門・茗溪学園中学に進学。太陽生命カップや茨城中学代表に選出され、全国ジュニア大会などにも出場した。

そのまま、高校は茗溪学園高校に進み、3年間「花園」こと、全国高校ラグビー大会に出場したが、上位に進出はできなかった。また、U17日本代表にも選出された。ボールキャリー、スクラムの強さに定評のある右PR（プロップ）として、早稲田大学では1年から中心選手のひとりとしてプレー。

2年では関東大学対抗戦選抜として、関東大学オールスターゲームにも出場し、秋も全試合で3番をつけて、チームになくてはならない存在となった。3年ではリザーブから全試合に出場を果たした。最終学年では、3番として春季大会からすべての試合に先発し、対抗戦優勝、大学選手権準優勝に貢献した。

アーリーエントリーでグリーンロケッツに加入し、2025年2月の清水建設江東ブルーシャークス戦でリーグワン初キャップを獲得した。今後チームのセットプレーを支える1人としての活躍が大いに期待される。

◆両親と姉は医師。特技は10時間以上寝ること。プロレスラーのアントニオ猪木が引退時に披露した「道」という詩の、最後の部分「迷わず行けよ。行けば分かるさ」が好きで、座右の銘としている。「大乱闘スマッシュブラザーズ」などのゲームが好き。好きな曲はYOASOBIの「群青」。好きな食べ物は蕎麦。

TEXT by 斉藤健仁

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