クエイド・クーパー

Quade Cooper

生年月日

1988年4月5日
出身

ニュージーランド
所属

花園近鉄ライナーズ
ポジション

SO（スタンドオフ）
身長／体重

187cm／90kg
主な経歴

アングリカンチャーチグラマー高校→レッズ、トゥーロン、レベルズ
オーストラリア代表キャップ

80 ※2011・15年ワールドカップ代表
※2023年12月1日時点
SNS

X（旧Twitter） :@QuadeCooper
Instagram :@quadecooper

COMMENT

2021年ワラビーズに復帰。攻撃センス溢れるベテラン司令塔

ニュージーランドのオークランド生まれで、マオリの血を引く。13歳の時にオーストラリアのブリスベンに移住した。デーヴィッド・ポーコック（元パナソニック）らとともに、少年時代から常にオーストラリア各カテゴリーのトップ選手としてプレー、2007年、18歳の時にレッズと契約し、スーパーラグビーデビューを果たした。翌2008年にオーストラリア代表に選出された。

2011年にはSH（スタンドオフ）ウィル・ゲニアとのハーフ団でレッズの初優勝に貢献した。2011、15年とワールドカップに出場した。その後、2016−17年にフランスのトゥーロンと契約、セブンズで2016年のリオ五輪を目指したが、オーストラリアのパスポートを保持していなかったため叶わなかった。

2017年にレッズに復帰したが、翌年はスコッドに入れずスーパーラグビーでプレーすることはなかった。2019年シーズンはレベルズと契約し、2年ぶりにスーパーラグビーに復帰。シーズン終了後に近鉄に加入した。

2021年7月には、2017年以来4年ぶりにワラビーズに復帰。ザ・ラグビーチャンピオンシップや日本代表戦に出場して存在感を示した。近鉄の司令塔として、リーグワンの初年度は全試合で10番を背負いゲームをコントロール。ディビジョン2のプレイヤー・オブ・ザ・シーズンにも選ばれた。

スキルとセンスに溢れる司令塔で、ボールを持てばラン、オフロードパス、キックで相手の嫌なところ攻めてアタックをリードする。2022-23シーズンはケガにより復帰が遅れたが、入れ替え戦では10番をつけ残留に貢献した。今季は開幕から試合に出続けてファンを魅了してほしい。

◆ボクシング選手としても活動していた。イングランドのサラセンズに所属する元スコットランド代表CTB（センター）ショーン・マイトランドはいとこ。2021年の12月にオーストラリア市民権を取得した。

TEXT by 斉藤健仁