ジャック・デブラシーニ

ロングキックが得意で判断力が優れた大型SO

父がハンガリー系のチリ出身オーストラリア人、母がクック諸島出身のニュージーランド人で、ニュージーランドのオークランド郊外に生まれ、2歳でオーストラリアのシドニーに移住したという。両親の影響で3歳の時にラグビーを始め、オーストラリア高校代表も経験した。

2013年、父がコーチを務めていたこともあるオーストラリアのウェストハーバーでプロのキャリアをスタートさせる。そのキック力とフィジカルの強さでオーストラリアンフットボールクラブからも声がかかるが、ユニオン（15人制ラグビー）を選択する。

2014年にレベルズでスーパーラグビーデビュー、翌シーズンは主力として活躍した。2017-18シーズンはHondaでもプレーし、トップリーグ昇格に貢献した。2018年にはバーバリアンズにも選ばれた。2019年、チーフスで1シーズンプレーした後に日野に加入。プレーを続けている。

2019-20シーズンは5試合に先発出場し、35得点を挙げたが、2021年は2試合の出場にとどまった。また、ニュージーランドのカンタベリーでもプレーした。身長194cmの大型SOで、フィジカルに長けており、ロングキックも武器だ。リーグワンでは再び10番をつけての試合を増やせるか。

◆趣味はチェスと読書。SOダン・カーターとスティーブン・ラーカムに憧れていた。日本での生活も5年目となり、本当にエンジョイしている。

TEXT by 斉藤健仁

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