レース中の緊迫を楽しむ
フラッグの意味を知ろう
別項で触れたとおり、赤旗が出された時はレースの中断が告げられ、またSCランの最中や、スピンなどで軽度のアクシデントが発生している場合は、黄旗によって前方に対する注意を促し、提示されている区間での追い越しは禁止されます。危険な区間を通過し、ここから先は通常のペースで走っていいことを告げるのは緑旗。概ね、信号と同じ意味であるのが分かるでしょう。でもフラッグには、他の色もあります。青旗は後方から速いクルマが近づいていることを告げ、安全に先行させなさいと。白旗は前方に低速で走行している車両があるから、注意しましょうと。チェッカー旗はレースの終了を告げることは、もう言うまでもないでしょう。
では、黒旗は?ペナルティを課す合図で、単独ではなくゼッケンとP、もしくはDのボードとともに提示されます。Pはピットストップとして一定時間の停止を、Dはドライビングスルーを示しますが、その内容は別項にて。黒側にオレンジの丸があるのは、車両トラブルを知らせ、速やかにピットで修復しなさいと。これもゼッケンボードとともに。黄旗にオレンジの縦縞があるのは、コース上にオイルや砂が出て、あるいは急な雨で非常に滑りやすくなっていることを告げています。黒と白の斜め旗は、危険行為に対する警告旗です。「次、やったら」と。
最近では富士、鈴鹿で視認性をより高めるため、フラッグと同じ意味を示すライトパネルも使用されるようになりました。ただし、これらは単独で使用されるのではなく、フラッグと併用されます。
知ってる? 生中継&Live配信の楽しみ方
放送じゃなきゃわからない!テレビやスマホで見ればレースの全てが見えてくる!