レース中の緊迫を楽しむ
タイヤ無交換は究極のレース戦略?
素早いピット作業は好結果を生む要素とあって、さらに縮めてしまおうと、時に敢行されるのがタイヤ無交換! これによってドライバー交代のロスだけですみ、10秒前後のマージンを稼ぐことができる。
だからといって、「無交換がマストじゃない?」と思うのはあまりにも早計。無交換が可能なのは、それ前提のタイヤであるということ(あまりタイヤメーカーは推奨しないが)。加えて、タイヤをいたわって走れる、いわゆるタイヤメネージメントをしっかりできる、ドライバーのコンビでなくては成立しない。特にスタート担当のドライバーは、本来の速さを封じ込めて、我慢の走りに徹しなくてはならないから、ストレスはかなりのもの。
無交換ほどリスキーではない、2本交換という戦略も。右回りのコーナーが多いサーキットでは内輪差の関係上、負担の大きい左側のタイヤ2本だけ、あるいは駆動輪2本だけ交換されることもある。
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