レース中の緊迫を楽しむ
ピットイン中に行われること
通常の300kmレースであれば、1回は義務づけられている決勝中のピットイン。その間にドライバー交代や給油、タイヤ交換などが行われる。ピットに入るタイミングだけでなく、どれだけ素早く作業するかで、結果は大きく左右されてしまうもの。ドライバーがいくらコースを速く走ってマージンを作っても、ピットでのミスでタイムロスしてしまえば、元も子もないからだ。
給油中はドライバー交代と、その補助による作業以外の一切が禁止。補助とは具体的な例として、シートベルトの調整と装着、計測用トランスポンダーの脱着、クールスーツの装着、そしてドリンクボトルの交換やクールスーツの氷補給などが挙げられる。これらは降りたドライバーとメカニック1名、もしくはメカニック2名のみで行わなくてはならない。
ピットロードでの作業可能なのは7人で、同時に作業できるのは5人まで。だからといって、長尺の道具によってドライバーへの物品の受け渡しは禁止されている。なお、ピットガレージ内での作業に関しては、この限りではない。
給油とタイヤ交換を同時にしたらいいのに、と思った方もいるだろうが、できないのはそういった理由による。また、タイヤ交換担当は2名までとされているので、移動のロスを最小限とするため2輪を交換した後、給油を行い、最後に残る2輪を交換するというのは、今やセオリーとなっている
2020年よりタイヤ交換時にホイールナットが脱落した場合、必ずチームが回収しなくてはならず、回収が確認されないとピットを離れられない規定も追加された。
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