レース中の緊迫を楽しむ
スーパーGTはローリングスタート!

レースのスタートには、スタンディングとローリングと2種類の方法があって、スタンディングスタートの場合、グリッドを離れた後、マーシャルカーの先導で1周して、またグリッドに停止します。SUPER GTが採用するローリングスタートは、マーシャルカーの先導までは一緒ですが、グリッドに停止せず、そのまま駆け抜けてレースが始まるというもの。レース開始の合図はレッドシグナルの点灯。ただし、コントロールラインを超えるまでは追い越しは禁止され、もしわずかでも前に出てしまえば、間も無くピットロードを停止することなく通過する、ドライビングスルーというペナルティが課せられてしまいます。通常は全開で駆け抜けるストレートの脇を、80km/hで走らなくてはならないので、それで抱えるロスは少なくありません。
2018年からは、フォーメイションラップ後半の極端な加減速が禁止され、ストレートでの2列縦隊をしっかり維持することが義務づけられました。これはスタート時の必要以上の駆け引きを禁じることで、レースの安全性、公正性を保とうという配慮でもあります。
ちなみに、原則としてフォーメイションラップは1周。ただし、ウェットコンディションだったり、温度が低過ぎたりした時はタイヤやブレーキを温めるため、もう1周加えられることもあります。また、近頃では県警の白バイとパトカーの先導によるパレードランが、フォーメイションラップの前に加えられることも増えています。
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