サミソニ・タウケイアホ(ギャラガー・チーフス)
注目選手紹介
サミソニ・タウケイアホ
Samisoni Taukei'aho
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生年月日
1997年8月8日
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身長/体重
183cm/115kg
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ポジション
HO(フッカー)
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所属
ギャラガー・チーフス
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ニュージーランド代表キャップ
30
※2023年ワールドカップメンバー
法学部で勉強中。突破力に長けたトンガ出身のインテリHO
トンガ生まれ。U15トンガ代表キャプテンとして、ニュージーランド遠征時に注目されると、2013年から奨学金を得て、ニュージーランドでラグビーを続けている。ニュージーランド高校代表も経験し、2017年にワイカトで州代表選手権に出場すると、2018年にチーフスと契約し、スーパーラグビーデビューを飾った。
オールブラックスには、2021年のフィジー代表戦で初招集され、コーディ・テイラーに代わって、途中出場でデビュー。2トライを挙げて、大きな存在感を示した。さらに、その年のブレディスローカップ3試合にも出場して経験を積んだ。
2022年、アイルランド代表とのテストマッチシリーズでは途中出場だったが、ザ・ラグビー・チャンピオンシップでは、1試合を除いて先発出場し、第5戦のオーストラリアとのブレディスローカップでは、POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)にも選出された。
2023年、ワールドカップフランス大会のスコッドに選出されて、主に控えから5試合に出場。オールブラックスのHOとして、得意の突破力だけでなく、スクラムワークにも磨きをかけており、今後の2番を背負う存在となろう。今季もチーフスのFW(フォワード)陣を引っ張りたい。
◆ニュージーランドに来た当初は、英語がほとんど話せなかったが猛勉強の末、今では流暢な英語を話す。父は警察官、母は看護師だ。2022年9月、両親をハミルトンで行われたアルゼンチン代表戦に招待し、父とは3年ぶりに再会を果たした。プロになる前は弁護士を志望していたという。今でも将来を考え、ラグビーのかたわら、ワイカト大学で法律の勉強もしている勤勉な一面も。
TEXT by 斉藤健仁