アントン・レイナートブラウン(ギャラガー・チーフス)
注目選手紹介
アントン・レイナートブラウン
Anton Lienert-Brown
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生年月日
1995年4月15日
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身長/体重
185cm/96kg
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ポジション
CTB(センター)
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所属
ギャラガー・チーフス
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ニュージーランド代表キャップ
70
※2019・23年ワールドカップメンバー
代表キャップ70を誇る、突破力に長けたベテランCTB
生まれも育ちもニュージーランドのクライストチャーチで、40人以上のオールブラックスを輩出したラグビーの名門校、クライストチャーチ・ボーイズ・ハイスクール高校を卒業した。縦への突破力に長けたCTBで、2014年にチーフスでスーパーラグビーデビューを飾ると、2015年にはニュージーランドU20代表としてワールドラグビーU20チャンピオンシップの優勝メンバーとなった。
2016年はチーフスのレギュラーとして定着、その安定した活躍ぶりが認められると、負傷者の控えとして、ザ・ラグビー・チャンピオンシップのメンバーに入り、その年はニュージーランド代表で9試合に出場した。2017年から18年にかけてのシーズンで、さらに22試合に出場し経験値を上げた。
2019年のワールドカップでは、ナミビア戦で2トライを挙げ、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝くなど、4試合に先発出場を果たし、中軸として活躍した。2021年はオールブラックスで50キャップを達成したが、以降はケガを繰り返し、2022年のスーパーラグビー・パシフィックでは、チーフスで4試合に出場したが肩を負傷し、手術とリハビリのため半年プレーできなかった。
2023年、スーパーラグビー・パシフィック第1戦のクルセイダーズ戦で足首を負傷したが、シーズン後半にはプレーに復帰。2大会連続出場となったワールドカップフランス大会では、主力として7試合全てに出場して準優勝に貢献した。28歳となり、チーフスBK(バックス)陣の精神的支柱となっている。
◆ワイカト大学でスポーツ・レジャーを修め、自身の経験からメンタルヘルスに大きな関心を持っている。2021年からダミアン・マッケンジーやスティーブン・ドナルドと、カクテル飲料のブランドを始めた。兄のダニエルは、ハイランダーズでプレーしているPR(プロップ)だ。
TEXT by 斉藤健仁