リーコ・イオアネ(ブルーズ)
注目選手紹介
リーコ・イオアネ
Rieko Ioane
-
生年月日
1997年3月18日
-
身長/体重
188cm/103kg
-
ポジション
CTB(センター)
-
所属
ブルーズ
-
ニュージーランド代表キャップ
69
※2019・23年ワールドカップメンバー
ニュージーランドが誇る世界的なラインブレイカー
17歳の若さでニュージーランドのセブンズ代表に選ばれ、ワールドシリーズのウェリントン大会で2トライを挙げて鮮烈デビューを飾った。その勢いのまま、NO8(ナンバーエイト)としてプレーする兄のアキラとともに、2016年にブルーズでデビュー。瞬く間にスターダムにのし上がり、2016年のリオデジャネイロ五輪にも出場した。
2016年11月、オールブラックスでは、当時8番目の若さとなる19歳239日でテストデビューを飾った。2017年はジュリアン・サヴェアに代わり、オールブラックスとして、ほとんどの試合に先発出場し10トライを記録。ワールドラグビーのMVP候補にも選出され、新人賞に輝いた。
2018年もスーパーラグビーで低迷するチームの中で気を吐き、10トライを挙げると、オールブラックスでも中心選手として活躍。2年連続でワールドラグビーMVPにノミネートされた。
ただ、2019年ワールドカップでは低迷し、3試合の出場で1トライに終わった。翌年のスーパーラグビーではWTB(ウィング)だけではなく、主にCTBとしてプレーし、チームを牽引する存在としてひと回り大きく成長。オールブラックスでも中盤のラインブレイカーとして主力に定着した。
2022年のスーパーラグビー・パシフィックでは12試合で先発し、5トライを挙げブルーズの決勝進出に大きく貢献。ニュージーランド協会との契約も、2027年まで延長した。2大会目の2023年ワールドカップでは、6試合に出場し、準優勝に貢献した。
◆サモア代表でも活躍した父のエディーはリコーの選手としても活躍し、リコー時代にお世話になった元日本代表・水谷眞さんの娘(レイコ)の両方にちなんで「リーコ」と名付けられたという。
兄のアキラは日本生まれで、やはり水谷さんの息子の名にちなんだ。母のサンドラもブラックファーンズ(女子ニュージーランド代表)の選手だった。趣味はスニーカー集め。ラグビー選手にならなかったら歌手になりたかったという。
TEXT by 斉藤健仁