エイデン・ロス（ギャラガー・チーフス）

オーストラリアのシドニー生まれだが、ニュージーランドのベイ・オブ・プレンティで育った。2015年にベイ・オブ・プレンティでシニアのキャリアをスタートさせ、イタリアで開催されたワールドラグビーU20チャンピオンシップで、U20ニュージーランド代表のメンバーとして出場し優勝を経験した。

2017年、ケガ人のカバーとしてチーフスのスコッドに招集され、4月のウェスタン・フォース戦でスーパーラグビーデビューを飾った。2019年、ベイ・オブ・プレンティのキャプテンを務め、州代表選手権で優勝に貢献。2020年からはチーフスの主力としてプレーを続けている。

2021年、オールブラックスのスコッドに初めて招集されたが、キャップ獲得はならなかった。2022年にダニーデンで行われたアイルランド代表戦で、オールブラックスデビューを飾ったものの、2023年のワールドカップ出場を逃した。

フィジカルとスクラムに長けた左PR（プロップ）として、チーフスでアピールを続けてオールブラックスに返り咲きたい。

◆祖父はスコットランド出身。2023年7月に熊本で行われたリポビタンDチャレンジカップで、オールブラックスXVの一員として日本代表と対戦した。4人兄弟の一番下で、ラグビーをやっているのは自分だけだという。ラグビー選手にならなかったらクリケット選手になりたかったという。

TEXT by 斉藤健仁