#76 オートレース宇部 Racing Team
#76 オートレース宇部 Racing Team

- バイク
- BMW M1000RR
- タイヤ
- ブリヂストン
- クラス
- EWC
2022年から全日本ロードレース選手権に参戦する山口県のレーシングチーム。2023年からは国内最高峰のJSB1000クラスに参戦し、鈴鹿8耐にも初出場した新興チームである。参戦1年目から4位完走と健闘したが、2024年はレース終盤の転倒で上位入賞が叶わなかった。2年間スズキを走らせた「オートレース宇部 Racing Team」は2025年からBMW M1000RRを新たに投入。ライダーも浦本修充が移籍し、チーム体制を一新。BMWは全日本JSB1000ではいきなり表彰台を争う速さを見せている。鈴鹿8耐は今年も新たな外国人ライダーとしてロリス・バズ、ハンネス・スーマーを起用。テスト走行では常に上位に名を連ねており、トップ10トライアル予選での速さも期待される。
Rider Profile
浦本修充(うらもと・なおみち)
東京都出身の31歳。近年は海外を拠点にプロライダーとしてレース活動を行う浦本修充。ポケバイからレースを始め、J-GP3、ST600、J-GP2のそれぞれのクラスでホンダ期待の若手として注目を浴びていたが、2016年に「Team KAGAYAMA」に移籍。J-GP2クラスで見事シリーズチャンピオンを獲得し、2018年からはスペイン・スーパーバイク選手権に参戦。2020年にシリーズランキング4位を獲得するなど活躍を見せ、地位を確立。2023年の鈴鹿8耐ではハルクプロ(現SDG Team HARC PRO.Honda)から出場し、2位表彰台を獲得した。BMWは初ライドながら全日本JSB1000ではランキング2位につけている。
ロリス・バズ(フランス)
フランス出身の32歳。身長190cm以上という長身のバズは早くから市販車ベースのバイクレースでキャリアを積み重ねてきた。2012年スーパーストックカップのライダーだったバズはシーズン途中から「Kawasaki Racing Team」でスーパーバイク世界選手権(WSBK)に参戦。2013年以降はレギュラーとなった。カワサキ時代には2勝をマークし、幾度となく表彰台を獲得した彼はMotoGPに転向。3シーズンMotoGPを闘い、ベストリザルト4位を獲得している。2018年以降の主戦場は再びWSBKに。2022年、23年とBMWのサテライトチームで走っていたことも鈴鹿8耐での起用につながったようだ。2024年以降はアメリカでレース活動を行なっている。鈴鹿8耐は初出場となる。
ハンネス・スーマー(エストニア)
ライダー国籍としては珍しいエストニア出身の27歳。ドイツ選手権を舞台にキャリアを重ね、2017年は欧州スーパースポーツカップでチャンピオンを獲得。2018年から22年まではスーパースポーツ世界選手権でヤマハ、ホンダ、トライアンフのライダーとして活躍し、最高位3位表彰台を獲得している。2024年からはBMWに転向し、ドイツ選手権に参戦すると同時に「BMW Motorrad World Endurance Team」のリザーブライダーに就任。鈴鹿8耐ではSSTクラスでBMWを走らせる「TONE RT SYNCEDGE4413」に加入し、クラス優勝を達成。今季はスパ8時間でもSSTクラスで優勝を果たした。