チーム&ドライバー紹介

#5 F.C.C. TSR Honda France

バイク
ホンダCBR1000RR-R
タイヤ
ブリヂストン
クラス
EWC

藤井正和・総監督が独自の哲学で率いるチーム「TSR」は2017年からFIM EWCに年間参戦している日本代表的なチームの一つだ。TSRとはチームテクニカル・スポーツ・レーシングの頭文字をとったもので、鈴鹿8耐では3回の優勝を誇る名門チーム。2016年春、ル・マン24時間レースにチャレンジし、その後に年間参戦。2017-18シーズンでは悲願のル・マン24時間レース優勝を達成し、その年のワールドチャンピオンに輝いた。2022年は鈴鹿8耐でジーノ・リアが大クラッシュによって戦線離脱する苦境を迎えたが、チームとして着実にポイントを重ねて再び世界王者を獲得。今季は苦戦しているが、鈴鹿8耐では新型CBR1000RR-Rを投入して起死回生を図る。

Driver Profile

ジョシュ・フック(オーストラリア)

鈴鹿8耐への参戦をキッカケにキャリアを大きく飛躍させたオーストラリア人ライダー。2015年にはTSRから全日本ロードレースJSB1000クラスにフル参戦した。しかし、さらなる飛躍を求めてスーパーバイク世界選手権へと転向するも結果は厳しく、時を同じくして世界耐久選手権に参戦したTSRのライダーに再志願する。2017-18シーズンのチャンピオン獲得にはチームのエースとして貢献した。

マイク・ディメッリオ(フランス)

ロードレース世界選手権125ccクラスでワールドチャンピオンに輝いた経験を持つフランス人ライダー。2003年から125ccクラスを戦い、2008年に同クラスで世界チャンピオンを獲得。2014年には最高峰MotoGPクラスへとステップアップした。世界耐久選手権には2017年のル・マン24時間にヤマハのトップチーム、GMT94から初参戦し、優勝。チームが撤退したため、TSRに移籍した。世界耐久選手権でトップクラスといえるディメッリオの速さはTSRの大きな戦力だ。

アラン・テシェ(フランス)

フランスカンヌ出身のライダー、アラン・テシェは幼少期からTSRと繋がりの深いライダーだ。2011年にRedBull Rookies Cupでランキング3位を獲得し、翌2012年からはTSR製のシャシーでMoto3世界選手権に参戦。グランプリライダーとしてはなかなか実力を示すことができなかったが、2017年にTSRのFIM EWCチームに招集され、2017-18シーズンではTSRの世界王者獲得に貢献した。2018年の鈴鹿8耐をもってTSRを離れたが、2022年ボルドール24時間からTSRに復帰した。

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