チーム&ドライバー紹介
#25 Team Etoile
- バイク
- BMW M1000RR
- タイヤ
- ダンロップ
- クラス
- SST
2024年からFIM世界耐久選手権「SST」クラスに新規参戦した日本国籍のチーム。エトワールはフランス語で星という意味。チーム代表は会計ソフトウェア企業の創業メンバーとして活躍した市川貴志。自らもアマチュアとしてレースに出場する傍ら、次の目標として10年の長期活動計画でチームを結成。いきなり世界耐久選手権に挑戦した。ライダーは亀井雄大を軸にした日本人ライダーを中心に起用。マシンはBMW M1000RRを使い、プライベーターとして1年目を戦っている。若手に世界で闘うチャンスを!と日本人若手スタップを海外戦に招いているのも特徴。前半戦は耐久レースの洗礼を受けているが、鈴鹿8耐はポイントを取り返すチャンスだ。
Driver Profile
亀井雄大(かめい・ゆうだい)
神奈川県出身の28歳。2012年から全日本ロードレース選手権J-GP3クラスに参戦していたが、一躍トップライダーとして名を馳せたのは本田技研工業の社員ライダーとして「Honda鈴鹿レーシングチーム」入りを果たしてから。同チームは社員クラブ活動であるため自らエンジニアとなりマシンを仕上げ、JSB1000でポールポジションを獲得するまでになった。昨年、本田技研工業のサラリーマンライダーからプロライダーに転身し、今年はFIM世界耐久選手権に挑戦している。
大久保光(おおくぼ・ひかり)
東京都出身の30歳。2010年に全日本ロードレース選手権J-GP3クラスでチャンピオンを獲得し注目を浴びる。海外思考が強く、自らのアプローチで2016年からスーパースポーツ世界選手権に挑戦。耐久レースにも自ら売り込んで挑戦し、経験を積んできた。2019年にはスーパースポーツ世界選手権でランキング5位、2022年はMotoE世界選手権でランキング6位を獲得するなど実力は世界レベル。海外在住で世界をまたにかけてレースをするサムライだ。
ロベルト・ロルフォ(イタリア)
イタリア出身の44歳。ロードレース世界選手権の250cc、Moto2など中量級クラスで活躍したトップライダーで、グランプリでは4勝を飾っている実力の持ち主。2005年にはMotoGPに参戦したほか、スーパーバイク世界選手権、スーパースポーツ世界選手権でも長く活躍し、近年は世界耐久選手権のライダーとしても活躍している。その経験を評価され、日本チーム入りを果たしたロルフォがチームをさらなる成長に導くか期待される。