チーム&ドライバー紹介
#11 Kawasaki Webike Trickstar
- バイク
- Kawasaki ZX-10RR
- タイヤ
- ブリヂストン
- クラス
- EWC
FIM世界耐久選手権の黎明期に7度のワールドチャンピオンを獲得した名門カワサキフランス。2009年にチーム監督のジル・スタフラーが率いる体制となってからも活動を続けてきたが、90年代以降は年間参戦をせず、フランス国内のル・マン24時間レース、ボルドール24時間レースの2つに的を絞って参戦していた。24時間マイスター的なチームは2018-19シーズンに年間参戦し、久しぶりの世界王者に輝いた。2023年からはスタフラー監督の退任に伴い、鶴田竜二監督率いるトリックスターがそのリソースを受け継いだ。カワサキ系の有力チームとして、鶴田監督の母国レースである鈴鹿8耐での活躍に期待したい。
Driver Profile
グレゴリー・ルブラン(フランス)
フランス出身の39歳、グレゴリー・ルブランは「SRC KAWASAKI」からFIM EWCに参戦した経験を持ち、経験豊富なライダーだ。過去には「TRICKSTAR」のライダーとして鈴鹿8耐に参戦したこともあり、チームとは非常に繋がりが深い。カワサキに長く乗っているライダーということで、2023年第2戦スパ24時間からチームに加入。鈴鹿8耐の経験を活かしチームのエースとして走る。
クリスチャン・ガマリノ(イタリア)
イタリア、ジェノア出身の30歳、ガマリノは2014年から4シーズン、スーパースポーツ世界選手権に参戦。昨年は世界耐久選手権の「SST」クラスに参戦し、カワサキZX-10RRを走らせる「TEAM 33 LOUIT APRIL MOTO」を見事シリーズチャンピオンに導いた。今季は「Kawasaki Webike Trickstar」に移籍し、彼にとって夢でもあった最高峰「EWC」クラスに初挑戦している。
ロマン・ラモス(イタリア)
スペイン出身の33歳、ロマン・ラモスは2014年にロードレース世界選手権Moto2に参戦。2015年以降はスーパーバイク世界選手権でカワサキZX-10Rを駆り、4シーズンに渡って活躍した。プライベート体制ながらも着実にポイントを取れる安定感は耐久レースに向いている素質の持ち主。スペイン選手権のスーパーバイククラスにもカワサキで参戦するライダーだ。