チーム&ドライバー紹介

#76 オートレース宇部 Racing Team

バイク
スズキGSX-R1000R
タイヤ
ブリヂストン
クラス
EWC

2022年から全日本ロードレース選手権に参戦する山口県のレーシングチーム。2023年からは国内最高峰のJSB1000クラスに参戦し、鈴鹿8耐にも初出場した新興チームである。昨年の鈴鹿8耐ではトップ10トライアルでは秘密裏に用意したSUZUKI MotoGPカラーのカウルを装着し、ファンにサプライズパフォーマンスを披露。決勝レースでも初出場で4位と健闘したが、今年はダン・リンフット、ハフィス・シャーリンが他チームに移籍し、新しいライダーを探すことに。また、今年は秋元康プロデュースのアイドル「WHITE SCORPION」とコラボし、トップ10トライアルでは特別カウルを装着して走ることを発表した。

Driver Profile

津田拓也(つだ・たくや)

和歌山県出身の39歳。弟の津田一磨と共に若手の兄弟ライダーとして注目を浴び、2004年に全日本ロードレース選手権にデビュー。プライベートチームを渡り歩いた後、2013年からは名門「ヨシムラスズキ」のエースとなる。2014年には鈴鹿8耐でポールポジションを獲得するなど活躍し、スズキのMotoGP開発ライダーに就任。後のスズキMotoGPの躍進にも貢献した。2023年には4年ぶりにJSB1000クラスに復帰し、ポールポジションも獲得。30代後半にして再びトップライダーとしての地位を手に入れた稀有な存在だ。

アンソニー・ウエスト(オーストラリア)

オーストラリア出身、43歳のベテランライダー。ダートトラックからロードレースに転向し、日本経由でヨーロッパに渡り、すぐに頭角を表す。2001年にはロードレース世界選手権500ccクラス、2007年、2008年はカワサキでMotoGPライダーとしても活躍。その後もMoto2やスーパーバイク世界選手権など様々な世界選手権に参戦した。現在は母国オーストラリア・スーパーバイク選手権に参戦するが、アジア、ロシア、アメリカ、南米など30以上の選手権に出場してきたキャリアには驚くばかり。近年では鈴鹿8耐にトリックスターからカワサキで参戦した経験がある。

バリー・バルトゥス(ベルギー)

ベルギー出身、20歳の若手ライダー。現在はロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦している。バリーの名前は英国のワールドチャンピオン、バリー・シーンにちなんでつけられた生粋のレーサーだ。Moto2ではバリー・シーンと同じゼッケン7番を使う。今季は開幕戦カタールGPで2位表彰台を獲得し、一気に注目を集めることになったが、鳴り物入りで参戦が決まった鈴鹿8耐は全てが初体験。レースウィークにどれだけの成長を見せるか楽しみなライダーだ。

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