チーム&ドライバー紹介
#0 Team SUZUKI CN Challenge
- バイク
- スズキGSX-R1000R
- タイヤ
- ブリヂストン
- クラス
- EXP
スズキワークスチームである「Team SUZUKI」が鈴鹿8耐に帰ってきた。スズキのフルワークスとしては750cc時代の2001年以来23年ぶりの参戦となる。スズキは2022年をもってMotoGPとFIM EWCのワークス活動から撤退し、モータースポーツ開発を担う専門部署が解体してしまっていた。そんな折にMotoGPのプロジェクトリーダーだった佐原伸一らが中心となって鈴鹿8耐参戦プロジェクトが新規スタート。CNとはカーボンニュートラル燃料の意味で、40%バイオ由来の燃料を使用する。実験車クラスである「EXP(エクスペリメンタル)」クラスに参戦するが、ベースはスズキ本体がかつて開発を担った「Yoshimura SERT Motul」 のスズキGSX-R1000Rであるため、ポテンシャルはかなり高い。クラス順位はつかないが展開次第では総合の表彰台を得るチャンスもあるだろう。
Driver Profile
エティエンヌ・マッソン(フランス)
12歳でレースを始めた35歳のフランス人耐久ライダー、エティエンヌ・マッソン。耐久レースのライダーとしては非常に長いキャリアを誇る。「SERT」のライダーとして2015年、16年にはFIM世界耐久選手権EWCクラスのチャンピオンを獲得し、2019-20シーズンではSERTのチャンピオン奪還に貢献。2022年は「SRC KAWASAKI」で走っていたが、昨年から再び「YOSHIMURA SERT MOTUL」に復帰。鈴鹿8耐だけは「Team SUZUKI」で走ることになった
生形秀之(おがた・ひでゆき)
1977年静岡県出身のベテランライダー。全日本ロードレース選手権を中心に闘い、2005年に地元のサッカーチーム「清水エスパルス」とのコラボレーションチームを結成。2017年からは「S-PULSE DREAM RACING」として鈴鹿8耐にチームとしても参戦してきた。昨年は怪我でライダーとしての出場が叶わなかったものの、チームは8位完走。今季はライダーとしてスズキワークスの一員となる。
濱原颯道(はまはら・そうどう)
1995年神奈川県出身のレーシングライダー。モタードのレースを経て2016年の鈴鹿8耐テストに参加。超プライベート体制ながら好タイムを刻み注目を集める。翌2017年に名門「ヨシムラスズキ」のライダーに大抜擢され、JSB1000に参戦。一躍注目を集める存在となる。2021年に「桜井ホンダ」でJSB1000のシリーズランキング2位を獲得するが、2023年から約1年半の活動休止期間となっていた。2024年の8耐では復活のスズキワークスからエースとして参戦することになった。