チーム&ドライバー紹介
#104 TOHO Racing
- バイク
- ホンダCBR1000RR-R
- タイヤ
- ブリヂストン
- クラス
- EWC
広島県・東広島市を拠点とするレーシングチーム。2011年からレース活動を開始し、その年はいきなり全日本ST600でチャンピオンを獲得。さらに鈴鹿8耐にはドゥカティ1098Rで参戦し、10位完走という好成績を残す。翌2012年はホンダCBR1000RRで本格参戦し、2位表彰台を獲得した。以降、西日本を代表するトップチームとして君臨し続けている「TOHO Racing」。昨年は再び2位表彰台の栄光を手に入れたかと思いきや、無念の再車検後の失格という結果になってしまった。今年の鈴鹿8耐はそのリベンジの年となるが、清成龍一、渡辺一樹、榎戸育寛という表彰台は確実と言える強力なラインナップを形成して挑む。
Driver Profile
清成龍一(きよなり・りゅういち)
埼玉県出身の41歳。2002年に全日本ST600でチャンピオンを獲得後、2003年にMotoGPに故・加藤大治郎の後釜として参戦。翌年以降は英国スーパーバイク選手権に参戦し、トップライダーへと上り詰める。「Kiyo」のニックネームで呼ばれた清成の走りはイギリスのファンを虜にし、スーパーバイク世界選手権では世界的人気を獲得する。鈴鹿8耐には常にトップチームから参戦を続け、優勝4回、合計6度の表彰台を獲得している。雨など微妙な路面コンディションにおける誰もが目を見張るライディングは彼の真骨頂だ。
渡辺一樹(わたなべ・かずき)
山梨県出身の33歳。早くから海外のレース参戦をターゲットにし、全日本の他にMoto2などにスポット参戦してきた。2012年にJ-GP2で初の全日本チャンピオンを獲得すると、翌年からはカワサキ期待の若手としてJSB1000クラスに参戦。鈴鹿8耐久にもTeam Greenから参戦し、2016年には2位表彰台を獲得した。海外でのレース参戦を希望する渡辺の情熱は止まることなく、昨年はFIM世界耐久選手権に年間参戦。今年もファンタジスタ的なレース活動ではあるが、鈴鹿8耐では名門チーム「TOHO Racing」に加入し、自身3度目の表彰台を狙う。
榎戸育寛(えのきど・いくひろ)
東京都出身の26歳。2016年に奇跡的な大逆転劇で全日本ST600のチャンピオンを獲得し、一躍人気ライダーとなる。その後は苦戦するも2019年にはJ-GP2クラスでランキング2位を獲得。2020年からは新たに発足したST1000クラスに参戦し、1000ccのライダーとなる。昨年の鈴鹿8耐では「TOHO Racing」に助っ人加入。チーム内でも存在感を示し、速さを披露。チームの2位フィニッシュに貢献した。昨年末で一度引退を表明したが、今季は引退を撤回してカムバック。チームと共に昨年の忘れ物を取り返しにいく。