ディビジョン1 / カンファレンスB

リコーブラックラムズ東京

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UNIFORM

ファーストジャージ

セカンドジャージ

  • 呼称

    ブラックラムズ東京

  • ホストエリア

    東京都、世田谷区

  • 公式SNS

新HCが就任、「和製黒衣軍団」が上位進出を目指す

近年、徐々に力をつけてきたのが、ディビジョン1のチームで唯一、東京23区内に練習拠点を持つ、リコーブラックラムズ東京だ。リコーと言えば、1953年創部で日本選手権優勝2回、全国社会人大会優勝3回を誇り、かつて「和製オールブラックス」と呼ばれた伝統あるチームだ。

リーグワン参入にあたり、70年に渡り練習してきた世田谷区と東京都をホストエリアとし、「リコーブラックラムズ東京」と名前を変え、エンブレムも刷新。世田谷区と提携を結び、地域企業、大学なども巻き込んで地域密着を進めている。ホストスタジアムは世田谷区にある『駒沢オリンピック公園陸上競技場』などを使用している。

しかし、2021年のトップリーグは5位だったが、リーグワンになってから9位、7位、創部70周年だった昨季は10位となかなか上昇気流の乗ることができていない。

そこで今季はピーター・ヒューワットHC(ヘッドコーチ)が退任し、国際舞台でも経験豊富で、かつてヤマハ発動機ジュビロ(現・静岡ブルーレヴズ)での指導経験もあるタンバイ・マットソンHCが新たに就いた。そして、脇はカール・ホフト、有賀剛といった新コーチが固める。

マットソンHCは、「ブラックラムズは、ラグビーのパフォーマンス向上に全力を尽くしており、これからの挑戦を楽しみにしている。私は5年間、日本で選手兼コーチとしての経験があり、日本人の強さと美しさを理解している。私自身も再び学び、この素晴らしいクラブを前進させるために貢献することを楽しみにしている」と語った。

キャプテンは引き続き、HO(フッカー)武井日向が務め、共同バイスキャプテンをNO8(ナンバーエイト)松橋周平、カテゴリAとなったFB(フルバック)アイザック・ルーカスの2人が務める。

「昨シーズンは入替戦を経験して悔しい思いをした。それを糧に今シーズンは全員が意識を変えて、練習から全てにおいて、高いスタンダードで取り組んでいる。ブラックラムズのハードワークのDNAのもと、今まで以上に高いレベルのラグビーで一戦一戦をしっかりがんばる」と武井キャプテン。

まず、今季の注目は何といってもオールブラックス89キャップのSH(スクラムハーフ)のTJ・ペレナラが加入したことだ。アタックはもちろんのこと、ピッチ外でチームを引っ張ることは間違いない。

元オーストラリア代表でジャッカルの名手FL(フランカー)リアム・ギル(浦安D-Rocks)も加わり、元イングランド代表NO8ネイサン・ヒューズ、2023年ワールドカップでは日本代表として大活躍したFL/NO8ファカタヴァ アマトらとの共闘も楽しみだ。

他にもCTB(センター)池田悠希、SO(スタンドオフ)中楠一期、新人のSO伊藤耕太郎が2024年に日本代表に招集されており、チームの中軸となるはずだ。

SO伊藤以外の大卒新人は。PR(プロップ)津村大志(帝京大学)、サミュエラ・ワカヴァカ(朝日大学)、アーリーエントリーで6試合出場したLO(ロック)山本嶺二郎(明治大学)、SH稲葉聖馬、CTBのPJ・ラトゥ(ともに大東文化大)、WTB(ウィング)高本とむ(帝京大学)が加わり、層が増した。

他にもFW(フォワード)のメンバーを見るとPRは笹川大五、谷口祐一郎、千葉太一、西和磨、大山祥平、中村公星、HOは大西将史、佐藤康、ルル・パエア、大内真。

LO陣はロトアヘア ポヒヴァ大和、ジョシュ・グッドヒュー、ベテランの柳川大樹、身長200cmのジェイコブ・スキーン、マイケル・ストーバーグ、アマトの双子の兄、ファカタヴァ タラウ侍、山本秀、ハリソン・フォックスがおり、バックローには田中真一、ブロディ マクカラン、木原音弥、山村勝悟らがいる。

BK(バックス)陣は、SHに髙橋敏也、スピードが武器の南昂伸、山本昌太、SOに堀米航平らがいる。CTB(センター)は突破力に優れたシオペ ロロ・タヴォや、池田悠希、栗原由太、礒田凌平、青木拓己、若きラズロー・ソード。

バックスリーはセミシ・トゥポウ、日本代表経験のあるメイン平&ロトアヘア アマナキ大洋、パリ五輪に出場した古賀由教、ネタニ・ヴァカヤリア、山村知也など能力のある選手がそろう。

クラブは「Bea Movement」というビジョンを設定しており、積極的に地域と連携して強化を進めている。そして、今季、スローガンには「Reboot」(リブート)を掲げた。パソコンなどの「再起動」の意味する言葉で、マットソン新HC迎えて「Reboot」し、メンバー全員の意識をアップデートした最高のパフォーマンス状態で挑む、という意味を込めた。

マットソン新HCの下、今季こそブラックラムズは新しい姿を見せて、世田谷や東京のファンの声援を背に強豪への階段を登りたい。

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