ルーク・カーワン=ディッキー

イングランドのコンウォール地方・トゥルーロで生まれで、6歳でラグビーを始めた、2011年、18歳の時にエクセター・チーフスと契約した。

最初はPR（プロップ）でプレーしていたがHOへ転向、2014年にプレミアシップでデビューを果たし、以来100試合以上に出場している。2019-20シーズンにチーム初の『プレミアシップ』優勝と『ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ』優勝にも大きく貢献した。

イングランド代表では、2015年は『ワールドカップ』に向けたトレーニングスコッドに入り、フランス代表との強化試合で初キャップを獲得したが、惜しくもワールドカップメンバーには選ばれなかった。

それでも2016年の『シックス・ネーションズ』で再び代表入りし、グランドスラム（全勝優勝）を達成、その夏のオーストラリア遠征にも参加した。2017年はケガで戦列を離れたが、2018年の『シックス・ネーションズ』で復帰し、南アフリカ遠征にも参加した。

　 2019年『ワールドカップ』にはメンバーとして出場。2021年にライオンズに初招集されると、南アフリカとのテストマッチ3試合を含む、7試合に出場した。2023年からはセール・シャークスでプレー。

首のケガもあり2023年の『ワールドカップ』フランス大会には出場できなかったが、2024年秋のテストマッチで代表復帰。日本代表戦でも2トライを挙げた。イングランド代表ではジェイミー・ジョージとの2番争いもあるが、今夏のライオンズツアーでも存在感を見せたい。

◆かつてはゲーマーとしても有名で、「コール オブ デューティ」というバトルゲームで1位になったこともあるという。父は漁師で、息子の応援のため日本旅行でお金を使ってしまったため、帰国後はトロール船でドーバーソール（舌平目）の大物を釣り上げたという。

TEXT by 斉藤健仁