フィン・ラッセル
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フィン・ラッセル
Finn RUSSEL


PROFILE
- 生年月日
- 1992年9月23日
- ポジション
- SO(スタンドオフ)
- 身長/体重
- 182cm/87kg
- 所属協会
- スコットランド
- 所属チーム
- バース
- ライオンズキャップ
- 1(2017・21年)
(2025年6月10日現在)
- スコットランド代表キャップ
- 87
(2015・19・23年ワールドカップメンバー)
(2025年6月10日現在)
ゲームコントロールに長けたスコットランドの司令塔。19歳の時に、現・スコットランド代表HC(ヘッドコーチ)で、当時グラスゴー・ウォーリアーズを指揮していたグレガー・タウンゼントに見初められ、プロ選手の道へと踏み出す。
2013年にはスカラシップを受けて、2ヶ月間ニュージーランドのクライストチャーチにラグビー留学も経験した。ニュージーランドから帰国後、めきめきと頭角を現し、2014-15シーズンの優勝に貢献。
2014年にスコットランド代表に初めて召集されると、秋のテストマッチ3戦(アルゼンチン、ニュージーランド、トンガ)全てに先発出場した。その勢いのまま2015年の『シックス・ネーションズ』、そして『ワールドカップ』に出場し、初戦の日本代表戦ではトライも挙げている。
2017年には『ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ』のメンバーとしてニュージーランドに遠征した。2018年、元オールブラックスのSOダン・カーターが日本の神戸製鋼に移籍したことを受け、フランスの『トップ14』のラシン92に入団した。
2019年『ワールドカップ』では3試合に出場し、日本代表戦でトライも挙げたが、チームはプール敗退の悔しい思いをした。2021年にもライオンズに選出。序盤にケガをするが、南アフリカ代表との最終テストマッチに出場した。『ワールドカップ』も、2023年フランス大会で自身3度目の出場を果たす。
その後、『プレミアシップ』のバースへ移籍。攻撃センスあふれる司令塔であり、スコットランド代表の攻撃の要で、現在は共同キャプテンを務める。ベテラン司令塔として、3回目のライオンズツアーでもチームを引っ張るはずだ。
◆幼少期は貧しく、中学を出て石工として3年間働きながらラグビーを続けた。その辛い時期を思うと、どんなトレーニングも苦にならないという。パートナーはスコットランドの陸上七種競技の選手で、娘が1人いる。
TEXT by 斉藤健仁