マロ・イトジェ
FW
FORWARD
マロ・イトジェ
Maro ITOJE


PROFILE
- 生年月日
- 1994年10月28日
- ポジション
- LO(ロック)/FL(フランカー)
- 身長/体重
- 195cm/体重115kg
- 所属協会
- イングランド
- 所属チーム
- サラセンズ
- ライオンズキャップ
- 6(2017・21年)
(2025年6月10日現在)
- イングランド代表キャップ
- 93
(2019・23年ワールドカップメンバー)
(2025年6月10日現在)
2016年の『シックス・ネーションズ』に、エディ・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)に21歳で召集され、イタリア戦で初キャップを獲得すると、その試合でMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出される活躍を見せ、その年のワールドラグビーの世界最優秀新人選手に輝いている。
以降、不動のLOとして常に獅子奮迅のプレーで魅了する。ブラインドサイドFLとしてもプレーする。
ナイジェリアにルーツを持ち、少年時代はラグビー以外にもサッカーでは、元コートジボワール代表のディディエ・ドログバのようだったと自称し、バスケットボールや砲丸投げでは、U17イングランド代表経験も持つ。
若いうちからラグビーの才能を開花させ、2014年は『U20シックス・ネーションズ』の全試合でトライを挙げ、『ジュニアワールドチャンピオンシップ』ではキャプテンとして優勝に貢献した。
サラセンズには引退するスティーヴ・ボーズウィック(イングランド代表監督)の穴を埋める未来の後継者として鳴り物入りで入団し、19歳でプレミアシップデビューを飾ると、みるみるうちにレギュラーのポジションを獲得していった。
2017年の『ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ』の遠征では、チーム最年少ながら、オールブラックスとのテストマッチ3試合全てに先発し、2019年『ワールドカップ』 でも中心選手として活躍した。
2021年のライオンズ南アフリカ遠征でも、主力としてテストマッチ3試合に出場。イングランド代表としても、2023年『ワールドカップ』に出場し、今年の『シックス・ネーションズ』ではキャプテンに指名され、3度目となるライオンズでもスキッパーを務める。
◆スポーツだけでなく、学業も優秀で、ロンドン大学東洋アフリカ学院で政治を修め、最近ではウォーリック大学でMBAも取得した。また、モデルとしても活動している。バースに所属しているPR(プロップ)ベノ・オバノはいとこ。愛称は「スーパーマロ」「パール」。このツアーの直前にガーナ出身のモデルの女性と結婚した。
TEXT by 斉藤健仁