チーム&ドライバー
#12 YOSHIMURA SERT MOTUL /ヨシムラ・サート・モチュール
- バイク
- SUZUKI GSX-R1000R
- タイヤ
- ブリヂストン
- クラス
- EWC
世界耐久チャンピオンの座に輝いた回数が16回というフランスの「SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM(SERT)」、そして鈴鹿8耐の第一回大会で優勝した「ヨシムラ」。フランスと日本の名門耐久チームがタッグを組むという夢のコラボレーションが実現したのは2021年のこと。「SERT」としてチャンピオンに輝いた2019-20シーズンに続き、2021年は新体制でもシリーズチャンピオンを獲得。スズキのワークスマシンを走らせるチームだったが、2022年でスズキがMotoGPを含めたワークス活動を終了。マシンの劇的な進化は望めないが、24時間レースでも圧倒的な速さを見せるポテンシャルは健在。2023年の逆転チャンピオンに向けて鈴鹿8耐は重要なレースになる。
Driver Profile
シルヴァン・ギュントーリ(フランス)
MotoGP、スーパーバイク世界選手権で活躍したフランス人ライダー。2000年代は250ccクラス、MotoGPクラスで活躍。当時からほとんどリタイアが少なく安定してポイントを獲得する堅実な走りが高い評価を受け、2010年代はスーパーバイク世界選手権で活躍し、2014年にはアプリリアで世界チャンピオンに輝く。そして2017年にスズキのMotoGP開発ライダーに就任し、開発ライダーとしてスズキの2020年MotoGP王座獲得に貢献。2017年からヨシムラで鈴鹿8耐にも参戦しているが、2021年は新体制となった「YOSHIMURA SERT MOTUL」のライダーに起用され、ルーキーながら見事FIM世界耐久選手権のワールドチャンピオンを獲得した。
グレッグ・ブラック(フランス)
イギリス出身ながらフランス育ちの耐久ライダー。2009年に世界耐久選手権にデビューして以来、プライベートチームを渡り歩いてきた。2014年にはSERTのメカニック養成チームでもある「SUZUKI Junior Team」でSST クラスの年間チャンピオンを獲得。2017年には「F.C.C. TSR Honda」のライダーにもなった。そして2018年に「SERT」に加入し、2019-20シーズンで初の世界耐久選手権EWCクラスの王者に輝いた。昨年の鈴鹿8耐では絶妙なスタートダッシュを見せて、3位表彰台獲得に貢献した。
エティエンヌ・マッソン(フランス)
12歳でレースを始めた34歳のフランスの耐久ライダー、エティエンヌ・マッソン。まだ若いが耐久レースのライダーとしては非常に長いキャリアを誇る。「SERT」のライダーとして2015年、16年にはFIM世界耐久選手権EWCクラスのチャンピオンを獲得し、2019-20シーズンではSERTのチャンピオン奪還に貢献。昨年は「SRC KAWASAKI」で走っていたが、今季は再び古巣復帰。「YOSHIMURA SERT MOTUL」のライダーとして4度目の世界チャンピオンを狙う。