ユンボ・ヴィスマ チーム詳細
ユンボ・ヴィスマJumbo-Visma
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- Jumbo(スーパーマーケット)、Visma(ソフトウェアサービス)
- チーム
Webサイト - teamjumbovisma.com
- @JumboVismaRoad
- jumbovisma_road
- Team Jumbo-Visma Cycling
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
使用バイク:CERVELO S5
CERVELO S5
CERVELO S5
サーヴェロ・S5
完成車価格/220万円(レッドeタップ搭載)
※現在は情報が異なる場合がございます。
※掲載価格はプロチームが使うモデルと同等もしくは近似グレードのものです。
2022年:48勝(+代表レース3勝)、UCIランキング1位
1984年創設と、現存するプロフェッショナルな自転車チームとしては、モビスターに次いで2番目に長い歴史を誇る。中でも17年間はオレンジ色がトレードマークのラボバンクとして、オランダ自転車界を牽引。なにより同スポンサーの支援のもと、国内連盟との提携で運営した育成チームは、トム・デュムランを筆頭に60人を超えるプロ選手を輩出してきた。
長年にわたるドーピング禍が露見した直後、2013年の序盤6ヶ月間は、スポンサーなしの「ブランコ(白)」という名で活動を行ったことも。その後はベルキン、ロットNL、さらには2019年からはユンボをメインスポンサーに抱いてきた。2023年は、チームが新しく生まれ変わって10年目。だからこそ今季のジャージ胸元のラインには、この10年間のスポンサーをイメージさせるカラーグラデーションが施されている。
ラボバンク時代にブエルタとジロの総合制覇は1度ずつ手に入れ、プリモシュ・ログリッチの手でブエルタ3連覇も成し遂げたが、ツール・ド・フランスだけはどうしても勝てずにきた。グランツール2勝のデニス・メンショフは総合3位が最高位で、ミカエル・ラスムッセンはマイヨ・ジョーヌを着たまま、居場所報告違反があったとして帰宅を命じられた。特に近年は2019年ステフェン・クライスヴァイク3位、2020年ログリッチ2位、2021年ヨナス・ヴィンゲゴー2位……と3年連続で表彰台に泣いた。
そして昨季2022年、ついに悲願を達成。チーム創設39シーズン目に、シャンゼリゼでマイヨ・ジョーヌに輝いた。ワールドチームとして年間勝利最多タイ48勝を叩き出し、大成功の1年を世界ランキング1位で締めくくった。
女子、育成、さらにはスピードスケート部門(昨2022年北京大会の金を含む五輪メダリスト4人)も擁するビッグチームは、今季はさらに野心を拡大。年間「ダブルツール」を高らかに目標に掲げる。昨ツール覇者ヴィンゲゴーでタイトル保守に向かうのはもちろん、ログリッチでジロ総合優勝を狙いに行く。
しかもモニュメント1勝が最低目標。特にすでにサンレモを勝ち取った経験のあるワウト・ファンアールトと、昨ルーベ覇者の新加入ディラン・ファンバーレとの新タッグで、石畳系が欲しい。もしもフランドルを勝ち取れば、1997年以来26年ぶりの快挙となり、ルーベなら正真正銘チームにとっての初戴冠となる。
text:宮本あさか