ディラン・ファンバーレ
ディラン・ファンバーレDylan VAN BAARLE
- チーム
- ユンボ・ヴィスマ
- 生年月日
- 1992年5月21日
- 身長/体重
- 187cm/78kg
- 国籍
- オランダ
- Strava
- Dylan van Baarle
- @DylanvanBaarle
- dylanvanbaarle
- Dylan van Baarle
- 【Past results】
- 2017年:ツール・デ・フランドル4位、ドワーズ・ドール・フラーンデレン8位
- 2018年:国内選手権ロードレース優勝、ベネルクス・ツアー総合5位
- 2019年:ヘラルド・サン・ツアー総合優勝、クリテリウム・デュ・ドーフィネ区間優勝
- 2020年:ツアー・ダウンアンダー総合5位、ツール・デ・フランドル8位
- 2021年:ドワーズ・ドール・フラーンデレン優勝、ヘント〜ウェヴェルヘム8位、ツール・デ・フランドル10位、世界選手権ロードレース銀メダル
- 2022年:パリ〜ルーべ優勝、ツール・デ・フランドル2位
- 2023年:オンループ・ヘットニュースブラッド優勝
昨年のルーべを史上最速記録で制した。2021年のフランドル横断レース(ドワルス・ドール・フラーンデレン)でも58kmを独走して優勝。独走力と、エアロ・ダイナミックなポジションで知られるストイックなオランダ人は、育成時代を過ごした母国チームに移籍し、新しい環境でもう一つの夢、フランドル優勝を目指す。
2019年にクリテリウム・デュ・ドーフィネの山岳ステージで勝つなどオールラウンドな能力を持つが、その後ターゲットをワンデーレース寄りにシフトし、爆発的なスパートを生み出すトレーニングに比重を置いてきた。前述の優勝に加え、2021年ロード世界選ではメダル争いで銀。ブエルタで骨盤骨折し、2週間半前にはまだ歩けなかった状態からのこの結果は大きな自信となり、翌年のフランドル2位、ルーべ優勝につながったという。
ジュニア時代は、ボーネンとカンチェラーラがアイドル。フランドル、ルーべの日は必ず家のTVで2人の対決を観戦したし、世界選も同じだった。それら3レースの表彰台全てに自分が乗ることになるとは、夢にも思っていなかった。
次の夢は、まず何よりも、キャリア最大の目標であるフランドルで優勝すること。ルーべでもう一度勝つよりも、フランドルで勝ちたいというのが本音だ。その次はロード世界選。今年のグラスゴーも当然大きな目標となるが、まずはシーズン前半のクラシックに集中し、世界選に関しては一度頭を切り替えてから。
2023年はシーズン緒戦のオムロープ・ヘットニュースブラット優勝、と上々の滑り出しだったが、クールネ〜ブリュッセル〜クールネに続いて出場したティレノ〜アドリアティコを脛の痛みで途中リタイアした。E3の落車の影響でヘント〜ウェヴェルヘムの出場は見送りとなったが、ドワルス・ドール・フラーンデレンでレース復帰予定。
ツール・デ・フランドル、パリ〜ルーべ、アムステルゴールドレースの後はツールの準備期間に入り、ツールでは、平坦・中級山岳ステージでヴィンゲゴーを守ることが役割となる。
自転車選手になりたいという夢を支えてくれたのは母のレナーテさんで、以前はよくモーターペースをしてもらっていたそう。
text:寺尾真紀 写真:© Bram Berkien