トビアス・フォス

Jumbo-Visma
ノルウェー

トビアス・フォスTobias Svendsen FOSS

トビアス・フォス
PROFILE
チーム
ユンボ・ヴィスマ
生年月日
1997年5月25日
身長/体重
184cm/74kg
国籍
ノルウェー
Strava
Tobias Svendsen Foss
Twitter
@Tobias_S_Foss
Instagram
tobiassvendsenfoss
Facebook
Tobias Svendsen Foss
  • 【Past results】
  • ジロ・デ・イタリア:2021年総合9位
  • 2019年:ツール・ド・ラヴニール総合優勝
  • 2020年:国内選手権個人タイムトライアル2位、ツアー・オブ・ハンガリー総合5位
  • 2021年:国内選手権ロードレース&個人タイムトライアル優勝
  • 2022年:世界選手権個人タイムトライアル優勝、国内選手権個人タイムトライアル優勝、クロノ・デ・ナシオン2位、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合6位
  • 2023年:ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合4位

自分の持ち味はパワフルなエンジン。ポジション的には最もエアロではないかもしれないけれど、TTがタフであればタフであるほど良い成績が出せる──その言葉を証明するかのように、名だたる強敵たちを組み伏せて世界選手権個人TTタイトルを獲得した。周囲も驚いたが、「できれば5位以内、とにかく10位には入りたい」と言っていた自分自身の驚きも大きかった。


世界選まで、2022年は「忘れてしまいたい年」に他ならなかった。デュムランとのダブルエースとして出場したジロでは、前年(2回目出場)の総合9位を上回るどころか、山岳で苦しみ続け、54位。3月の落車による脳震盪後症状も疑われた。国内TT選手権優勝で一旦は復調したようにも見えたが、ブエルタに向け準備を続ける中で、再び身体がシャットダウンしてしまったような状態に。精密検査によりオーバートレーニング、特に、移住したアンドラでの標高にまだ身体が適応しきれていない状態で過剰な負荷をかけている可能性が指摘され、ブエルタ出場を取りやめ、ドイツ・ツアーとカナダのワンデーレースで、焦らずゆっくりと調整をした、といういきさつがあった。


ノルウェー初のラヴニールチャンピオン。ジロ総合9位もノルウェー人としては最高位。そしてもちろん世界選TTも、ノルウェー人が表彰台の一番上に立つのは初めて。とはいえ、世界選TTタイトル獲得後にチーム内で大きく立場が変わったかと言えばそんなことはなく、アルガルヴェ、ロマンディでは総合を狙うが、ジロは総合優勝を狙うログリッチのアシストに徹する。ブエルタへの出場も予定されているが、ここで総合を狙うチャンスがあるかどうかは不確定だ。


昨年のクロノ・デ・ナシオンでジャージのお披露目は果たしたが、キュングに2秒差で敗れてしまった。だから本人的には、レインボージャージでTTを勝つのが今年の一番の目標。

text:寺尾真紀 写真:© Bram Berkien
©Bram Berkien

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