タイグ・バーン

レンスター・アカデミーの出身で、U20アイルランド代表でも活躍、7人制でもプレー。2015年にシニアデビューを果たしたが、翌2016年にスカーレッツに移籍した。2016-17シーズンの『プロ12』決勝でマンスターを46-22で破り、2003-04シーズン以来のスカーレッツのタイトル獲得に貢献した。

2018年5月にアイルランド代表初招集を受け、6月16日、オーストラリア代表との第2テストマッチでキャップを獲得した。2018-19シーズンからマンスターに加入。アイルランド代表として2019年の『ワールドカップ』に出場し、全試合に出場した。

2021年、『ブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズ』に初招集され、日本代表との試合でデビュー。南アフリカ代表との第1戦と第2戦では控えから出場した。2023年はアイルランド代表として、『シックス・ネーションズ』でグランドスラムを経験し、翌年も連覇に貢献。2023年『ワールドカップ』フランス大会にも出場した。

所属のマンスターでは、2023年に『ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ』を制し、2024年にキャプテンに任命された。また、2022年、2024年にはワールドラグビーの15人制ドリームチームにも選出されている。

◆プロ選手になる前は、生活のためにピザの配達やユースチームのコーチ、元アイルランド代表ポール・オコンネルの広告の替え玉を務めたこともあったという。母親は美人コンテストで優勝したことがある。

TEXT by 斉藤健仁