ドゥーハン・ファン＝デル・メルヴァ

南アフリカ西ケープ州のジョージで生まれ育った。2012年、南アフリカの高校選抜に選出された。2013年はU18南アフリカ代表としてもプレーし、セブンズもプレーした。

高校卒業後、プレトリアに移り、2014年シーズンからブルー・ブルズのアカデミーに加入した。ニュージーランドで開催された2014年『IRBジュニアワールドチャンピオンシップ』では、U20南アフリカ代表に追加招集され準優勝に貢献。

ただ、ブルズでは『スーパーラグビー』デビューの機会がなく、2016年、フランスに渡り、モンペリエのユースチームと契約した。翌シーズン、スコットランド・エディンバラと2年間のプロ契約を結んだ。 最初はメディカルチェックで不合格となったが、チャード・コッケリルHC（ヘッドコーチ）の推しもあり契約に至った。

入団後は、その不安を払拭する活躍を見せた。3年居住をクリアして2020年にスコットランド代表としてデビュー。2021年にイングランドのウスターへと移籍したが、クラブの経営問題で翌年秋には契約を解消し、エジンバラに復帰した。

2021年、初めて『ブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズ』に召集され、故郷・南アフリカ代表とのテストマッチでは、3試合全てに出場した。スコットランド代表としても、トライゲッターとして2023年『ワールドカップ』に出場。今回、2度目のライオンズに選出された。

◆南アフリカ時代はSO（スタンドオフ）ハンドレ・ポラードや、CTB（センター）ジェシー・クリエルとともに、U20の大会に出場していた。2匹のフレンチブルドッグを飼っている。趣味はゴルフ。

TEXT by 斉藤健仁