チーム&ドライバー

#33 Team HRC /チーム・エイチ・アール・シー

バイク
CBR1000RR-RSP
タイヤ
ブリヂストン
クラス
EWC

今やF1、SUPER GTなど4輪レースにも登場するようになった「HRC」のロゴ。そのルーツは2輪レースにおけるホンダのワークス活動にある。HRCとはホンダ・レーシング・コーポレーションのイニシャルで、メーカー直属のワークスチームとしてレースをするための会社だ。2輪レース界においては「Team HRC」=ホンダワークスチームということは知っておきたい知識。「Team HRC」として鈴鹿8耐で初優勝したのは1985年。以降、「OKIホンダ」「CABINホンダ」「セブンスターホンダ」「レッドブルホンダ」などメインスポンサーごとにチーム名称を変えながら、優勝を至上命題にして挑戦してきた。2022年の鈴鹿8耐ではホンダ車としては8年間ぶり、ホンダワークスチームとしては14年ぶりの優勝を飾る。Team HRCが走らせるワークスマシンは他のプライベーターが使うマシンとは全くの別物。圧倒的なパワーとスタビリティを武器に2023年の鈴鹿8耐も独走の優勝を狙う。

Driver Profile

高橋巧(たかはし・たくみ)

埼玉県出身の33歳。2005年から全日本ロードレース選手権に参戦し、2008年にはGP250クラスで初の全日本王座に輝く。JSB1000クラスにステップアップをしてからは名門「ハルクプロ」のエースとして活躍し、2010年には鈴鹿8耐で初優勝を達成。その後、エースとして2013年、14年と連覇を成し遂げた。2020年からは海外を舞台にレース活動し、2022年は8年ぶり4度目の鈴鹿8耐優勝を達成。宇川徹が持つ最多5勝の記録にあと1つと迫った。今年は全日本ST1000に参戦しながら、ホンダワークスのエースとして鈴鹿8耐の連覇を狙う。

イケル・レクオーナ(スペイン)

スペイン出身の23歳。レクオーナは2016年に代役としてロードレース世界選手権Moto2にデビューし、2018年からフル参戦。2020年からはKTMのワークスライダーとしてMotoGPクラスに参戦した。スーパーバイク世界選手権には2022年から参戦。いきなり結果を残した速さが評価され、鈴鹿8耐のホンダワークスのメンバーに大抜擢。決勝レースでも堅実な走りでしっかりと仕事をし、初出場で初優勝を飾った。

チャビ・ビエルゲ(スペイン)

スペイン出身の26歳。2015年に世界選手権Moto2にデビュー。2018年からフル参戦。2020年からはKTMのワークスライダーとしてMotoGPクラスに参戦した。2021年までMoto2で表彰台を獲得する活躍を見せていたビエルゲは2022年にスーパーバイク世界選手権のホンダワークスに加入。1年目は苦労したものの、着実にポイントを獲得する安定した走りに評価が高い。鈴鹿8耐は今回が初出場となる。

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