ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ チーム紹介
The British & Irish Lions

4年に1度編成される、イングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズの代表選手からなるドリームチーム、『ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ』(以下ライオンズ)。
6月20日(金)にアイルランドのダブリンで、アルゼンチン代表と対戦した後、6月下旬から8月初旬にかけて、2027年ラグビーワールドカップの開催国となる、オーストラリアに遠征する。
『ワラビーズ』こと、オーストラリア代表とのテストマッチ3試合を戦うほか、スーパーラグビーに参戦しているクラブや、オーストラリア代表&ニュージーランド代表資格を持つ選手で構成される『ANZAC XV』、オーストラリア先住民とパシフィックアイランドにルーツを持つ選手で構成される『First Nations&Pasifika XV』などと計6試合を行う。
今回の遠征では、元イングランド代表のバックローで、現在はアイルランド代表の指揮を執るアンディ・ファレルがHC(ヘッドコーチ)を務める。キャプテンには3回連続のライオンズ選出で、現在はイングランド代表主将も務めるLO(ロック)マロ・イトジェが指名された。
今回の遠征に参加する38名(FW:21名/BK:17名)のうち、キャプテンのイトジェと、スコットランド代表SO(スタンドオフ)フィン・ラッセル、アイルランド代表PR(プロップ)タイグ・ファーロング、イングランド代表FB(フルバック)エリオット・デーリーの4名が、最多の3度目の選出となった。
また、8名が2回目の選出となり、残りの26選手が今回初招集となった。メンバーの21人が2回以上選出された前大会と異なる、フレッシュなスコッドになったと言えよう。なお、今回の最年長はCTB(センター)バンディー・アキ(アイルランド)の35歳、最年少はFL(フランカー)ヘンリー・ポロック(イングランド)の20歳だ。
2021年に行われた南アフリカ遠征は、ワールドカップ王者の南アフリカ代表相手に初戦に勝ったものの、その後2連敗で1勝2敗の成績に終わった。今回は相性の良いオーストラリア代表相手に、初の全勝を目指す。
TEXT by 斉藤健仁
メンバー
アンドリュー・ポーター
ピエール・スクーマン
ウィル・スチュアート
ロナン・ケラハー
ダン・シーハン
スコット・カミングス
ジョー・マッカーシー
ジェームズ・ライアン
トム・カリー
ジャック・モーガン
アレックス・ミッチェル
フィン・スミス
ヒュー・ジョーンズ
トミー・フリーマン
マック・ハンセン
ヒューゴ・キーナン
ブレア・キングホーン