ザンダー・ファーガソン

幼少期からラグビーを始め、ダンディー高校時代からU16とU18スコットランド代表チームでも活躍した。2015年、グラスゴーでプロデビューを飾ると、すぐにレギュラーに定着。スコットランド代表では、2016年の『シックス・ネーションズ』のイングランド代表戦でデビューした。

2019年に日本で開催された『ワールドカップ』では、スコットランド代表として出場し、プール最終戦での日本代表戦でテストマッチ初トライを決めた。2021年5月にはグラスゴーで100キャップを達成し、その年の『ブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズ』の南アフリカツアーにも選出された。

2023年の『ワールドカップ』フランス大会にも出場。2024年6月の『ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ』（URC）決勝で、グラスゴーがプレトリアでブルズを21-16で破り、初のURCのタイトルを獲得した。

2025年、2度目となるライオンズのオーストラリア遠征のスコッドに選ばれた。前回の南アフリカ遠征では果たせなかったキャップを獲得できるか。

◆5人きょうだいの一番上で、弟のマットもグラスゴーでプレーするバックローで、2023年の『ワールドカップ』は兄弟ともにスコットランド代表に選出された。夫人との間に長男、長女、生まれたばかりの双子の次男、次女と4人の子供がいる。また、ラグビー以外では自転車が趣味で、スコットランドのマウンテンバイク選手権で優勝したこともある。

TEXT by 斉藤健仁