グルパマ・エフデジ チーム詳細
グルパマ・エフデジGroupama - FDJ
- スポンサー
- Groupama(相互保険会社)、FDJ(宝くじ公社)
- チーム
Webサイト - equipecycliste-groupama-fdj.fr/
- @GroupamaFDJ
- equipegroupamafdj
- Équipe cycliste Groupama–FDJ
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
使用バイク:LAPIERRE XELIUS SL
LAPIERRE XELIUS SL
LAPIERRE XELIUS SL
ラピエール・ゼリウスSL
●ゼリウスSL FDJフレームキット
フレームセット価格/56万1000円
※現在は情報が異なる場合がございます。
※掲載価格はプロチームが使うモデルと同等もしくは近似グレードのものです。
2022年:20勝、UCIランキング7位
アマチュアで1回、プロで2回、パリ〜ルーベを制したマルク・マディオが、現役引退後2年で起ち上げたチーム。初年度1997年にルーベを含むクラシック3勝と、極めてハイレベルな集団として船出した。ちなみに現UAEのCEOであるマウロ・ジャネッティとロットのマネージャーのステファヌ・ウロは創設メンバーで、ブラッドリー・ウィギンスやフィリップ・ジルベールがキャリア序盤に所属していたことでも知られる。
スポンサーの「フランス宝くじ公社」とは、創設直後にイカサマ厳禁協定を締結。つまり透明性のある経営や人事はもちろん、アンチ・ドーピングは極めて重要な理念で、自ずと薬物禍が吹き荒れた時代は「負けてもいいからクリーンを貫け」が合言葉だった。また国旗へのリスペクトとして、できる限りスポンサー名の目立たないナショナルチャンピオンジャージを採用することでも知られる。特にチーム本拠地フランスの国内選手権優勝はロード8回(過去10年で6回)、個人タイムトライアル5回(同4回)、シクロクロス10回と、圧倒的な強さを誇る。
ここ10年ほどはアルノー・デマールとティボー・ピノの2本柱で戦ってきた。前者はチームに初のミラノ〜サンレモ勝利を、後者はイル・ロンバルディアの初タイトルをもたらした。スプリンターがジロのマリア・チクラミーノ2回身にまとったのだとしたら、後者クライマーは2014年、チーム創設初のツール・ド・フランス総合表彰台に立った。またこの2人を「完全サポート体制」で戦いに臨めるよう、両者がグランツールで共闘したのは、初期の過去2回しかない。
そのピノが現役最後の2023シーズンは、方針を少々変更して臨む。昨ツール総合4位ダヴィド・ゴデュに総合エースのバトンが託されると同時に、ツールでは、ゴデュ&デマールのダブルエース布陣が組まれる。昨春E3とルーベで3位のシュテファン・キュングと、同じく昨春フランドル3位のヴァランタン・マドゥアスとで、久しぶりにチームの「原点」である石畳クラシック勝利も狙いに行く。
2019年に創設した下部育成組織は、「デヴェロップメントチーム」最強と謳われる。過去4年で25人ものプロ選手を輩出し、今季はトップチーム加入7人全員が、この育成チームからの昇格だった。
text:宮本あさか