マイケル・ストーラー
Groupama - FDJ
マイケル・ストーラーMichael STORER
PROFILE
- チーム
- グルパマ・エフデジ
- 生年月日
- 1997年2月28日
- 身長/体重
- 174cm/63kg
- 国籍
- オーストラリア
- Strava
- Michael Storer
- @mjstorer_au
- mjstorer_au
- Michael Storer
- Archive
- 2023・2022
- 【Past results】
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:2021年山岳賞、区間通算2勝
- 2017年:グラン・プレミオ・インドゥストリア・マルモ優勝
- 2018年:ツール・ド・ヨークシャー総合5位、ツアー・オブ・スロベニア総合5位
- 2020年:ヘラルド・サン・ツアー総合7位
- 2021年:ツール・ド・レン総合優勝&ポイント賞&山岳賞
- 2022年:ツアー・オブ・ジ・アルプス総合2位、モンヴァントゥー・チャレンジ3位
区間2勝に山岳賞……と2年前のブエルタで大爆発し、エース格の一人として現チームに迎え入れられたというのに、昨シーズンはなにやら少々控えめだった。決して好成績を残せなかったわけではない。その逆だ。ツアー・オブ・ジ・アルプスでは総合2位に堂々食い込んだし、モン・ヴァントゥ・デニヴレチャレンジでは3位表彰台乗り。山岳レースでの強さを改めて見せつけた。
初体験の昨ツール・ド・フランスで「逃げ禁止令」が出されたせいかもしれない。しかも「平地ではリスクを冒さず、プロトンの尻尾に留まっているように」なんていう指示が出ていたとのこと。すべては山岳ステージの最終盤に向けて体力を温存するため。おかげで重要局面では常にダヴィド・ゴデュの補佐役をしっかり務めたし、最終的にはエースを総合4位へと導いた。
本音を言えば、プロトン内で激しくマークされる存在となり、しかもマークを振り切るだけの実力がいまだ足りず、以前のように勝てなくなったのだそう。また「自分で自分にプレッシャーをかけすぎて」がんじがらめになっていたとも振り返る。チーム上層部も「エースとしての精神的重圧には耐えられない」と分析。一方では「アシスト役としては極めて信頼できる仕事人」と、別の角度からの好評価を得た。
今は「新たな走り方」を模索している真っ最中。エースを補佐しつつ、自分でもチャンスを獲りに行く……つまりは2021年ブエルタのような走りに再び行き着くのかもしれない。
text:宮本あさか 写真:© Equipe cycliste Groupama-FDJ