リチャル・カラパス
INEOS Grenadiers
リチャル・カラパスRichard António CARAPAZ MONTENEGRO
PROFILE
- チーム
- イネオス・グレナディアーズ
- 生年月日
- 1993年5月29日
- 身長/体重
- 170cm/62kg
- 国籍
- エクアドル
- Strava
- Richard Carapaz
- @RichardCarapazM
- richardcarapaz
- 【Past results】
- ジロ・デ・イタリア:2019年総合優勝、区間通算3勝
- ツール・ド・フランス:2021年総合3位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:2020年総合2位
- 2017年:グラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナート2位、ルート・デュ・スュド ヤングライダー賞
- 2018年:ブエルタ・ア・アストゥリアス総合優勝
- 2019年:ブエルタ・ア・アストゥリアス総合優勝&ポイント賞
- 2020年:ツール・ド・ポローニュ区間優勝
- 2021年:ツール・ド・スイス総合優勝、東京五輪ロードレース金メダル
- 2022年:国内選手権個人タイムトライアル優勝、ボルタ・ア・カタルーニャ区間優勝
その高い攻撃精神が報われた。直前のツール・ド・フランス3週目、幾度となく試みては引きずり降ろされたアタックが、東京五輪では栄光へとつながっていた。エクアドル自転車選手としては初めての……単純にエクアドル人としては史上2人目の、五輪金メダリストとなった。
そもそも「自身初」が、ほぼすべてイコール「エクアドル初」なのだ。2017年にブエルタ「初出場」、2018年アストゥリアス一周で「欧州初勝利」、2018年ジロで「グランツール区間初勝利」、2019年ジロで「グランツール総合初優勝」、2021年ツールで「初の総合表彰台」。
エクアドルの英雄は、もちろん、「初」で打ち止めにするつもりはない。今年、28歳にして、自らの手で母国にコンチネンタルチームを発足。コンタドール方式にならって、エクアドル(とコロンビア)の有望な若者を発掘育成し、数年後のプロチーム化を目指していくつもりだ。
後輩の成長を待ちつつ、自らはさらなる快挙を追い求める。つまりこの5月には、エクアドル人として初めて、「ジロを2度勝った選手」になる予定だ。
text:宮本あさか