テイオ・ゲイガンハート
INEOS Grenadiers
テイオ・ゲイガンハートTao GEOGHEGAN HART
PROFILE
- チーム
- イネオス・グレナディアーズ
- 生年月日
- 1995年3月30日
- 身長/体重
- 183cm/65kg
- 国籍
- イギリス
- Strava
- Red Ded
- @taogeoghegan
- taogeogheganhart
- 【Past results】
- ジロ・デ・イタリア:2020年総合優勝&ヤングライダー賞、区間通算2勝
- 2017年:ツアー・オブ・カルフォルニア総合8位、ツール・ド・ヨークシャー総合8位
- 2018年:クリテリウム・デュ・ドーフィネ区間優勝、ツアー・オブ・カリフォルニア総合5位、ブエルタ・ア・ブルゴス総合5位
- 2019年:ツアー・オブ・ジ・アルプス総合2位
- 2020年:ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ総合3位
- 2021年:メモリアル・マルコ・パンターニ9位、クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合10位
2020年ジロ・デ・イタリア総合覇者にとって、2021年は痛みと失望の連続だった。
2月末に好調にシーズンを走り出すも、3月のパリ〜ニースで落車し、脳震盪+膝の怪我。6月のドーフィネで復活を確信するも、ツール初日の「オピ・オミ集団落車」に巻き込まれ一気に5分半喪失。目標としていた五輪ロードも、やはり落車で……途中棄権を余儀なくされた。
ただし落ち込んでいる暇はない。「ひたすら前進し、トライするのみ」と前を向く。成功からも失敗からも多くを学んだ。なにより5度のグランツール経験で、自分は3週目にこそ力を発揮できる選手であること、3週間の「心理戦」はむしろ得意分野であることを確信する。
選手としての究極の目標は、世界最高峰ツール・ド・フランスで総合優勝を争うこと。将来的にマイヨ・ジョーヌを勝ち取れると信じている。ただし2022年に関しては、自分より1年早くジロを制したリチャル・カラパスと一緒に、2年ぶりにイタリア一周へと立ち返る。
text:宮本あさか