植田 和磨
注目選手紹介
4歳の時に、友達に誘われて兵庫・明石ジュニアラグビークラブで競技を始める。魚住東中学から報徳学園高校に進んで、1年から主力として3大会連続で花園に出場した。特に1年時の國學院栃木高校戦で4トライを挙げた。ステップ、ラン、ハイボールキャッチを得意としているWTB(ウイング)だ。
近畿大学に入学すると、すぐにレギュラーポジションを得て、ルーキーイヤーは全試合に先発出場。関西大学Aリーグで11トライを挙げてトライ王にも輝き、2位となったチームの躍進に大きく貢献した。さらに1年生ながら関西大学Aリーグの「ベスト15」にも選ばれている。
2年でもエースWTBとして全試合に先発フル出場し、8トライを挙げて、再び「ベスト15」にも選ばれた。そして2023シーズンも全試合に先発し8トライ、3年連続の「ベスト15」となった。
昨年1月、男子セブンズ・デベロップメント・スコッドの一員として、「HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ」の2大会に出場し、7人制日本代表デビューを飾ると同時に、トライを挙げるなど決定力の高さを見せ、今年の「パリ五輪」にも出場した。
そして8月、15人制日本代表にもトレーニングメンバーとして合宿に参加した。4年になった今季は大学生唯一のオリンピアンとして、トライを量産し、大学選手権の舞台でも輝きたい。
尊敬する選手は2021年度に近畿大学で主将を務めたSO(スタンドオフ)/CTB(センター)福山竜斗(三菱重工相模原ダイナボアーズ)。
TEXT by 斉藤健仁
※データは2024年8月1日現在