バーレーン・ヴィクトリアス チーム詳細
バーレーン・ヴィクトリアスBahrain - Victorious
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- Bahrain(複数企業による共同出資団体)
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Webサイト - bahraincyclingteam.com
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(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
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- 2023・2022・2021・2020・2019
2017年に中東のバーレーンを拠点にして発足した多国籍チーム。日本の新城幸也は当時からの所属選手であり、使用するバイクのメリダも発足時から継続している。2023年6月のツール・ド・スイスで若手期待のジーノ・メーダー(スイス)が谷に転落して死亡。チームメートやスタッフは大きなショックを受けたが、その意思を継ぐことで結束。7月のツール・ド・フランスではペリョ・ビルバオ(スペイン)、マテイ・モホリッチ(スロベニア)、ワウト・プールス(オランダ)がステージ優勝した。ビルバオが優勝したときは表彰台で上空に人差し指を突き立て、元チームメートに勝利を捧げた。
2024シーズンはジロ・デ・イタリアでポイント賞を獲得したジョナサン・ミラン(イタリア)をリドル・トレックに、これまで総合成績のエースを務めていたミケル・ランダ(スペイン)をスーダル・クイックステップに引き抜かれた。スプリンターの牽引役がいらなくなったことにより、クライマーやパンチャーの走りが生かされてくるはずだ。
アシスト役として頼もしすぎる存在である新城はツール・ド・フランスで敢闘賞を2回獲得したばかりでなく、2009、2010、2012、2013、2014、2016、2017年と合計7回出場して全て完走。加えてジロ・デ・イタリアは2010、2014、2020、2021、2023年と合計5回出場して全て完走。さらにブエルタ・ア・エスパーニャは2015、2016、2019、2021年と合計4回出場して全て完走。五輪の実績を加筆すれば2012ロンドン、2016リオデジャネイロ、2021東京に出場し、すでに2024年パリ五輪に4大会連続の出場を決めている。
サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)は山岳に強い若手選手で、グランツールでの上位進出が期待されている。ジロ・デ・イタリアは2022、2023年にステージ優勝。ツール・ド・フランス初出場の予定で、ヤングライダー賞の対象選手だけにどんな活躍を見せてくれるか期待したい。
text:山口和幸