アスタナカザクスタン チーム詳細
アスタナカザクスタンAstana Qazaqstan Team
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Webサイト - astana-qazaqstan.com
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- 2023・2022・2021・2020・2019
アジア最強の自転車ロード大国カザフスタンの草分け選手として、フランスに渡ってプロレースの世界を学んだアレクサンドル・ヴィノクロフがゼネラルマネージャーとなる。かつてはアルベルト・コンタドール、ヴィンチェンツォ・ニバリ、ファビオ・アルをしてグランツールで合計8勝を挙げた強豪だが、近年は低迷。底上げを図るために育成チームを創設し、ヴィノクロフの息子ニコラスは2024ツアー・オブ・ジャパンに参戦した。
今季最大のターゲットはもちろんマーク・カヴェンディッシュ(英国)がツール・ド・フランスのステージ優勝数で単独最多となる35勝目を挙げること。2023年を最後に引退するはずだったが、ツール・ド・フランスで落車リタイアして記録更新ができず、かつての盟友ヴィノクロフの説得によって現役生活を継続。チームはその発射台として、ミゲル・モルコフ(デンマーク)、リュディガー・ゼーリッヒ(ドイツ)らをツール・ド・フランスのメンバーに起用する可能性がある。
チームエースはカザフスタンの第一人者アレクセイ・ルツェンコ。2020ツール・ド・フランスでステージ1勝、2017ブエルタ・ア・エスパーニャでも1勝。さらにティレーノ〜アドリアティコ、パリ〜ニース、ツール・ド・スイスでもステージ勝利するなど実績がある。一方で、ルツェンコに続くカザフスタン勢の存在がなく、チームとしての将来性には不安がある。国家としての資金援助も見直しの噂があり、新たな収入源を探す時期に差しかかっている。
新戦力はボーラ・ハンスグローエから獲得したイーデ・スヘリング(オランダ)。2021ツール・ド・フランスではジュリアン・アラフィリップ(フランス)が優勝した第1ステージから逃げ、初日に山岳賞ジャージを獲得。2日目にステージ優勝したマチュー・ファンデルプール(オランダ)に奪われたが、3日目に奪還。第6ステージまでそれを着用して話題になった。
text:山口和幸