イネオス・グレナディアーズ チーム詳細
イネオス・グレナディアーズINEOS Grenadiers
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近年のツール・ド・フランスで数え切れないほどの実績を持つ英国チーム。ブラッドリー・ウィギンス(2012)、クリストファー・フルーム(2013、2015、2016、2017)、ゲラント・トーマス(2018=以上英国)、エガン・ベルナル(2019=コロンビア)で7回の総合優勝。しかし近年はUAEチームエミレーツやヴィスマ・リースアバイクの兵力増強で新たな局面を迎え、戦力の再構成が図られている。
山岳スペシャリストのベルナルは2021ジロ・デ・イタリア総合優勝。事故による負傷から復帰して、今後の活躍が注目される。トーマスはジロ・デ・イタリア総合優勝を目指したが、2023年はプリモシュ・ログリッチ、2024年はタデイ・ポガチャルに敗北した。
チームは新たな実力選手にその未来を賭ける。トム・ピドコック(英国)は東京五輪MTBの金メダリスト、2022シクロクロス世界チャンピオンだが、そのバイクコントロール技術は圧巻で、ダウンヒルのスピードは神がかり的。ロード競技でも2022ツール・ド・フランスのラルプデュエズでステージ優勝した。
カルロス・ロドリゲス(スペイン)はアルプスで行われた2023ツール・ド・フランス第14ステージ優勝。22歳での区間優勝はスペイン勢としての最年少記録を塗り替えた。最終的に総合5位となり、ツール・ド・フランスでのエースに起用される予定だ。
ジョナタン・ナルバエス(エクアドル)は2024ジロ・デ・イタリア第1ステージ優勝。これが2度目の区間勝利で、わずか1日だが首位のマリア・ローザを着用した。ジョシュア・ターリングはタイムトライアルに強い20歳で、世界選手権エリートでなんと3位、そして欧州選手権で頂点に立った。
さらにベテラン勢も健在。元世界チャンピオンのミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)、タイムトライアルに強いフィリッポ・ガンナ(イタリア)も元気いっぱい。
text:山口和幸