グルパマ・FDJ チーム詳細
グルパマ・FDJGroupama - FDJ
- スポンサー
- Groupama(相互保険会社)、FDJ(宝くじ公社)
- チーム
Webサイト - equipecycliste-groupama-fdj.fr/
- X
- Équipe Cycliste Groupama-FDJ
- Équipe Cycliste Groupama-FDJ
- Équipe cycliste Groupama–FDJ
- YouTube
- EquipeCyclisteGroupamaFDJ
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
- Archive
- 2023・2022・2021・2020・2019
国営宝くじ協会のフランセーズデジュがスポンサーとなって1997年に創設。現チームのサブスポンサーとして表記されるFDJはその略だが、現在の正式ブランドネーム。統率するのは熱血漢のマルク・マディオで、チーム改革を推し進めた。2023シーズン途中にエーススプリンターのアルノー・デマール(フランス)を放出。さらにツール・ド・フランスで存在感を示してきた人気者のティボー・ピノが引退。チームは若手選手を一気に登用し、ワールドツアーチームで最も若い平均年齢となった。
フランス選手が多い中で、ダヴィド・ゴデュがチームの中心。ブエルタ・ア・エスパーニャではステージ2勝を挙げているが、期待された2024ツール・ド・フランスは総合9位と表彰台に全く届かなかった。上りに強いヒルクライマーだが、ピノの代役とはならず、改めて態勢を整えてツール・ド・フランス上位進出に挑む。若手期待選手はレニー・マルティネス(フランス)。父はMTBで五輪金メダルを獲得したミゲール・マルティネスで、その童顔は父譲りだ。2023ブエルタ・ア・エスパーニャでは史上最年少で総合トップのマイヨ・ロホを着用。シクロクロスレースでも活躍が期待される逸材だ。
ヴァランタン・マドゥアス(フランス)はワンデーレースを得意とするパンチャーで、ステージレースではチームになくてはならないアシストとなる。世界選手権ではフランスナショナルチームでジュリアン・アラフィリップの連覇に貢献した。
2024年6月に開催された各国選手権では、ケヴィン・ゲニエッツがルクセンブルクのナショナルチャンピオン、シュテファン・キュングがスイスのタイムトライアルチャンピオンに。キュングのタイムトライアルの速さは世界レベルだが、これまでビッグタイトルを僅差で逃してきた。今季の目標はパリ五輪タイムトライアルでの金メダル、そして地元開催の世界選手権でのアルカンシエルだ。
text:山口和幸