マキシミリアン・シャフマン

マキシミリアン・シャフマンMaximilian SCHACHMANN

PROFILE

チーム: ボーラ・ハンスグローエ
生年月日: 1994年1月9日
身長/体重: 183cm／70kg
国籍: ドイツ
Strava
Twitter: @MaxSchachmann
Instagram: maximilian_schachmann
Facebook: Maximilian Schachmann
Archive: 2023・2022・2021・2020

【Past results】
ジロ・デ・イタリア：区間1勝
2018年：ボルタ・ア・カタルーニャ区間優勝、フォーン＝アルデシュ・クラシック2位、ドイツ・ツアー区間優勝、ベネルクス・ツアー総合4位、ラ・フレーシュ・ワロンヌ8位
2019年：グラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナート優勝、ボルタ・ア・カタルーニャ区間優勝、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ3位、アムステルゴールドレース5位、ラ・フレーシュ・ワロンヌ5位、イツリア・バスク・カントリーポイント賞、国内選手権ロードレース優勝
2020年：パリ〜ニース総合優勝、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合2位、ストラーデ・ビアンケ3位
2021年：パリ〜ニース総合優勝、アムステルゴールドレース3位、ツール・ド・スイス総合4位、国内選手権ロードレース優勝、東京オリンピックロードレース10位
2022年：ツール・ド・スイス総合10位

昨季は5年ぶりに勝てなかった。年間を通して体調不良に翻弄された。1月のコロナ陽性でシーズンインが遅れ、総合2連覇中のパリ〜ニースはインフルエンザで途中棄権。4月末にようやくレース復帰を果たすも……ディフェンディングチャンピオンとして乗り込むはずだった国内選手権は、またしてもコロナ陽性で出走が叶わず。ツール・ド・フランスはなんとか最後まで走り切ったけれど、7月末を最後に早々とシーズン終了。9月には「疲労症候群」との診断が下された。

おかげで愛娘エマ・ヴァレンティーナちゃんの誕生や成長に立ち会えたのは、不幸中の幸い。もちろんゆっくりと休息をとり、肉体も精神も元気になった。新たにポジティブな気持ちを取り戻し、新たな目標も見つけた。いつもの丘陵クラシックに加えて、石畳へも本格的に挑戦したくなった。そもそもコロナ禍中の特別レースカレンダーを利用して2020年にツール・デ・フランドルに初参戦し、「雨の中で北の地獄デビューが果たせるなんて、僕はついてる」と……2021年秋にはパリ〜ルーベさえ走っている。今季からはもっと悪路体験を増やしていくつもり。

なにしろ目指すは全地形型ワンデー巧者。たとえ一番好きなクラシックは今も昔も変わらずリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで、脚質的に向いているのはストラーデ・ビアンケやイル・ロンバルディアだと思っているけれど……キャリアにおける究極の目標、世界選手権ロード制覇へ向けて努力を続けて行きたい。ドイツナショナルチャンピオンジャージを2年間着用した経験があるからなおのこと、「アルカンシェルを着て走る特別な1年」を夢見ている。

text：宮本あさか　写真：© BORA - hansgrohe