エマヌエル・ブッフマン
エマヌエル・ブッフマンEmanuel BUCHMANN
- チーム
- ボーラ・ハンスグローエ
- 生年月日
- 1992年11月18日
- 身長/体重
- 179cm/59kg
- 国籍
- ドイツ
- Strava
- Emanuel Buchmann
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- Emanuel Buchmann
- 【Past results】
- ジロ・デ・イタリア:2022年総合7位
- ツール・ド・フランス:2019年総合4位
- 2015年:国内選手権ロードレース優勝
- 2017年:クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合7位&ヤングライダー賞
- 2018年:クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合6位、イツリア・バスク・カントリー総合4位
- 2019年:クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合3位、トロフェオ・アンドラッチ・リュセタ優勝、イツリア・バスク・カントリー総合3位、UAEツアー総合4位、グラン・ピエモンテ4位
- 2020年:トロフェオ・セラ・デ・トラムンタナ優勝
- 2021年:国内選手権ロードレース4位
- 2022年:国内選手権ロードレース4位、シルクイト・デ・ゲチョ5位
- 2023年:UAEツアー総合9位
フレンチアルプスが大好きで、ツールの熱狂に魅せられて。だからこそ夢はいつだって7月に輝くこと。2019年に総合4位に入って以来、ツール総合表彰台乗りを熱望してきたが、今年は新たな目標ができた。それはジャイ・ヒンドレーの豪華アシスト役として……チーム創設以来初のマイヨ・ジョーヌ獲得に貢献すること!
チーム全体の利益のために働くことは決して厭わない。少年時代にサッカーやハンドボールをプレーしてきた経験から、チームプレーの重要さは理解している。ただし「キャプテン向きの性格ではない」と自分では分かっている。物静かな性格のせいでメディアの注目を集めるのは苦手だし、チームメイトに指示を出すのは得意ではない。なにしろスタッフとの話し合い中でさえ無口になってしまうのだとか。また現チームのプロコンチネンタルカテゴリー時代、いわゆるスプリンターエース時代に、「山岳ステージはひたすら一人でどうにか切り抜ける」という術を身につけてしまったらしい。
口は達者ではないけれど、一度決めたら、不言実行、頑なに意志を貫き通す頑固者とも言われている。だからツール表彰台の夢も、きっと諦めてはいない。そのためには自己本来のレベルを取り戻す必要がある。チームからも、「まずは成功街道に再び乗ろう」と声をかけられている。なにしろ2020年は前哨戦ドーフィネの落車負傷で、続くツールでは思い通りの走りは出来なかった。2021年はジロで表彰台も望める位置につけながら、落車&脳震盪でリタイアを余儀なくされた。昨季ジロは決して悪くはなかったが……総合7位で人生2度目のグランツール一桁フィニッシュ&ヒンドレーの総合優勝アシスト……「決して輝かしい走りでもなかった」とチームからは少々厳しい評価だった。
text:宮本あさか 写真:© BORA - hansgrohe