グレッグ・ファンアーヴェルマート
グレッグ・ファンアーヴェルマートGreg VAN AVERMAET
- チーム
- AG2Rシトロエン
- 生年月日
- 1985年5月17日
- 身長/体重
- 181cm/74kg
- 国籍
- ベルギー
- Strava
- Greg Van Avermaet
- @GregVanAvermaet
- gregvanavermaet
- Greg Van Avermaet
- Archive
- 2023・2022・2021・2020・2019
- 【Past results】
- ツール・ド・フランス:区間通算2勝
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:2008年ポイント賞、区間1勝
- 2011年:ツール・ド・ワロニー総合優勝、パリ〜トゥール優勝
- 2013年:ツール・ド・ワロニー総合優勝&ポイント賞
- 2014年:ツール・デ・フランドル2位
- 2015年:ストラーデ・ビアンケ2位、ティレーノ〜アドリアティコ区間優勝、ツール・デ・フランドル3位、パリ・ルーベ3位、国内選手権ロードレース優勝
- 2016年:リオデジャネイロ五輪ロードレース金メダル、ティレーノ〜アドリアティコ総合優勝
- 2017年:ストラーデ・ビアンケ2位、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝、ツール・デ・フランドル2位、パリ〜ルーベ優勝、E3ビンクバンク・クラシック優勝、ツール・ド・ルクセンブルク総合優勝
- 2018年:ツール・ド・ヨークシャー総合優勝
- 2019年:グランプリ・シクリスト・ド・モントリオール優勝
- 2021年:ツール・デ・フランドル3位
- 2022年:ツール・デュ・リムザン総合3位、オムロープ・ヘットニュースブラット3位
2019年9月のGPモントリオールでプロ41勝目を手にして以来……つまり現チームに2021年に合流以来、一度も両手を上げていない。昨ツール・ド・フランスは直前にメンバーから外され、9年ぶりにツールのない夏を過ごしただけでなく、9年ぶりに1つもグランツールを走らずシーズンを終えた。2017年世界ランキング王者は、それでも自転車に対する情熱も、成績を出したいという意欲も変わらないと断言する。
中でも一番勝ちたいのは、問われるまでもなくツール・デ・フランドル。過去16回出場し、トップ10入りが9回、表彰台が4回。勝ったその夜にキャリアを辞めてもいいと思っているくらい、自分の中ではこだわりが強い。また今年は再びツールのスタートラインに立つために、すべてを尽くすつもりだ。
ただし18歳で自転車を始めたクラシックハンターは、今年で38歳になる。シーズン開幕時には「普通に考えて、あと2年は走るつもり」と笑顔で宣言していた。若い日からずっと「40まで走る」と決めていたからであり、なにより2016年リオ五輪金メダリストは、2024年のパリで人生4年目の五輪を走りたいと熱望しているからだ。ただ思い通りの走りができなくなった事実に、フラストレーションも感じる。この春には「もしかしたら今季が最後かも」という言葉さえ飛び出した。
ちなみにサッカーのゴールキーパー出身で、「もしも自分がベルギー代表のGKティボ・クルトワだったら」なんて、いまだに時々考えるらしい。だからこそ同じサッカー畑出身のレムコ・エヴェネプールの「大ファン」だと公言するし、2019年クラシカ・サンセバスティアンで一緒の表彰台に上がった日──レムコ優勝、GVA2位──から抱き続ける、「いつか一騎打ちで勝ってみたい」という野望も果たさねばならないのだ。
text:宮本あさか 写真:©Vincent Curutchet