ジョフリー・ブシャール
AG2R Citroën Team
ジョフリー・ブシャールGeoffrey BOUCHARD
PROFILE
- チーム
- AG2Rシトロエン
- 生年月日
- 1992年4月1日
- 身長/体重
- 178cm/63kg
- 国籍
- フランス
- Strava
- Geoffrey Bouchard
- @GeoffBouche
- Geoffrey Bouchard
- Geoffrey Bouchard
- Archive
- 2023・2022
- 【Past results】
- ジロ・デ・イタリア:2021年山岳賞
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:2019年山岳賞
- 2021年:パリ〜カマンベール3位、国内選手権ロードレース9位、ブエルタ・ア・ブルゴス総合9位、モンヴァントゥー・チャレンジ10位
- 2022年:UAEツアー総合8位、ツアー・オブ・ジ・アルプス区間優勝
- 2023年:ツアー・オブ・オマーン総合3位
昨4月ツアー・オブ・ジ・アルプス初日にプロ初優勝&リーダージャージ初着用。30歳での初体験に喜びも大きかったが、むしろ「ようやくプロトン内に自分の居場所があることを証明できた」と、ひたすら安堵の気持ちが大きかった。
26歳までスポーツ用品店で自転車販売員を務めていた苦労人は、自転車とは「謙虚」であるべき競技だと考える。理由は今日勝てたからといって、明日も勝てるとは限らないし、今日勝てなかったからといって、決して腐らず明日も走り続けねばならないから。また毎日の通勤往復2時間+仕事8時間はまさに「ステージレース」そのもので、だからこそ3週間のステージレースこそ自分の力を最大に発揮できる舞台だと考える。ブエルタとジロで山岳ジャージを手に入れたように、逃げを繰り返しこつこつ山岳ポイントを収集するのも得意だし、一方では総合順位をにらみながら、連日山でトップ選手たちに粘り強くしがみついていく走りも好き。
残念ながら昨夏のツール・ド・フランス初体験は、コロナ陽性で8日目の朝にリタイアを余儀なくされ、「本物の山に入る前に終わっちゃった」とフラストレーションが残る。だからこそ今年はツールの山で自分の脚を思う存分発揮したい。ベン・オコーナーの総合争いを補佐しつつ、山で区間勝利を狙うつもり。
ちなみにレーススタート前にインタビューを受けるのは大の苦手。できれば監督やチームメートとも言葉をあまり交わしたくないそう。「野心がただ漏れになりそうな気がする」し、「余計なプレッシャーがかかる」のが嫌なんだとか。
text:宮本あさか 写真:©Vincent Curutchet